幹事クリタのコーカイ日誌2010

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1月1日 ● コーカイ日誌で振り返る2009年。

 あけましておめでとうございます。1996年にスタートしたこの「コーカイ日誌」もついに2010年を迎えてしまいました。長いお付き合いになっている方もいるかと思いますが、本年もよろしくお願い申し上げます。さて、実は毎年師走恒例の「コーカイ日誌で振り返る1年」をまだやっておりませんでしたので(風邪引いてそんな元気がなかった)、正月早々にいきなり回顧企画にしたいと思います。

 2009年はなんといっても政変の年でした。1月にオバマ大統領が就任(「オバマ祭りは良いけれど」)。まだ何もしないうちにノーベル平和賞まで与えられたオバマですが、1年経ってみるとどうも期待外れ感が強まってきました。政治は理念なくしてはあり得ないけれど、理念だけでは動かないということでしょうか。

 日本では麻生政権が迷走の果てに最悪のタイミングで解散したせいで(「のりPにかすむ総選挙」)、ひどいマニフェストにも関わらず真夏の総選挙で民主党が圧勝(「民主党圧勝で日本はどう変わるのか?」)、鳩山政権が誕生しました。政権交代自体は2大政党制を導入した成果と一定の評価はして良いと思いましたが、思っていた以上に腰が据わらない鳩山首相は政権につくなり右往左往(「あの頃の匂いがする鳩山内閣」)。オバマ同様に理念だけで政治ができないことを早くも露呈し始めています。

 名古屋でも春に政変が起きました(「名古屋市長選は河村たかし圧勝」)。河村たかしが勝つのは予想できましたが、その後の議会との軋轢は予想以上のもので、それをブルドーザーのごとく強引に蹴散らす河村は、ついに市民税の10%減税を実現。それだけでも評価して良いと僕は思っています。なにせ名古屋の市民税は高すぎます。

 世間では春から夏に新型インフルエンザが大流行(「豚インフルエンザ大流行へのカウントダウン」)しました。もっとも最初の大騒ぎに比べれば、意外と被害は少なかったのかも。空港での検疫や海外出張後の7日間の出社停止など今となっては何の意味があったのかと思います。

 世界の芸能界の最大の事件は6月のMJの急死(「マイケル・ジャクソンの死は80年代の死か」)。しかし、死ぬことによって彼は一気に名誉回復を果たし映画も大ヒット(「20代にも通じた『This is it』」)したのは救いでした。あのまま奇行の人として終わってしまっていたら本当に悲しいことでした。

 日本の芸能界では2月に映画『おくりびと』のアカデミー賞受賞が大きな話題になりました(「滝田洋二郎とアカデミー賞の落差」)。しかし、それ以上に話題になったのが芸能人の相次ぐ薬物汚染(「酒井法子「逃亡者」から「容疑者」へ」)。正直ちょっと騒ぎすぎだとは思いますが、若者に対する警鐘という意味もあるので、軽く扱われるよりはマシかも。

 スポーツ界では3月にWBCで日本が連覇(「WBC総括」)。原監督は日本一も達成し(「原は名監督なのか?」)2009年は最高の年になりました。またイチローは9年連続200安打を記録、さらに松井もワールドシリーズでMVPを獲得するなど、メジャーでの日本人の活躍もピークに達した感もあります。高校野球で中京大中京が夏の甲子園で優勝したのも名古屋的には嬉しいニュースでした(「43年ぶりの優勝」)。驚きだったのは8月ベルリンでの世界陸上のウサイン・ボルト。100mも200mも従来の記録を0秒11短縮するという驚異的な世界記録を樹立(「ボルトは人類を超えた」)。「超人的」ではなく「超人」です。

 日本のテニス界も話題が多かった1年でした。39歳の伊達公子の快進撃は信じられないほどの結果を残しましたが(「伊達公子に限界はないのか」)、長年活躍し世界記録の62回連続グランドスラム出場の大記録を作った杉山愛が10月に引退をしました(「杉山愛が引退」)。また春先まで破竹の快進撃をしていた錦織が故障によりほぼ1年棒に振ってしまったのも残念でした(「錦織圭快進撃」)。ちなみに世界のテニス界ではフェデラーが復活し生涯グランドスラムを達成したものの(「サッカー日本代表と全仏オープンテニス」)、そろそろ世代交代時期に差し掛かっている気配もします(「テニス界の政権交代」)。

 最後にネット界での最大の話題はやはりTwitterの爆発的普及。僕もお盆に始めて(「ヒウィッヒヒー」)、秋からさらにはまり(「Twitter強化週間」)、時間をどんどんとられるようになってしまいました。ドラクエ9が出たのに(「ドラクエ9を始めた感想」)、ドラクエよりもTwitterの方が時間を食うという恐ろしい現象まで(「ゲームよりもTwitterの方が時間食い」)。2010年、Twitterがどうなっていくのか、ちょっと興味深いです。


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