幹事クリタのコーカイ日誌2009

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1月22日 ● オバマ祭りは良いけれど。

 オバマがアメリカの第44代大統領に就任しました。その記念式典はまさに「オバマ祭り」状態で、ワシントンに200万人もの人が押し寄せてわいわいと大騒ぎをしていました。それだけならまだしも、日本でもテレビ局が生中継。それをまた深夜まで起きて見ている人がたくさんいるわけで、何ともすごいことになってしまいました。

 かつてこれほど注目を集めて大統領になった人というのは記憶にありません。恐らくケネディ以来なんでしょうけど、ケネディが大統領に就任して半月後に生まれた僕には記憶があろうはずもなく、オバマの大統領就任というのはやはり歴史的出来事なんだなぁと感じるばかりです。

 もっともアメリカはともかく、日本でもミーハーに大騒ぎしているのにはさすがに違和感があります。今回の「オバマ祭り」に乗っている人の様子は、かつてヨン様に熱狂していたオバサンの感性とあまり差はありません。「おめでとう」とか無批判に言っているのを聞くと、本当にオバマが大統領になることが日本にとって「おめでたい」ことなのかどうか、と冷ややかになってしまいます。いや、さすがにブッシュよりはマシな大統領だろうとは思いますけどね。

 ただオバマという人はとても現実主義的な人だろうと思うのです。となると、まず緊急課題であるアメリカ経済の立て直しと再生のために、日本という同盟国にどれほどの協力という名の「ゆすりたかり」を仕掛けてくるかわかりません。アメリカの利益が全て日本の不利益というわけではなく、お互いに持ちつ持たれつのところも多いのですが、やはり油断はなりません。

 なによりアメリカの大統領よりも日本の政治状況を「チェンジ」しないと話になりません。KY総理もうんざりなら、その総理に漢字テストをさせて揚げ足を取ろうとする野党にもうんざりです。もうこんな茶番はたくさんだから、さっさと解散総選挙しろよ、麻生。