幹事クリタのコーカイ日誌2010

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1月2日 ● つぶやきたいことだらけの紅白あれこれ。

 正月2日になって大晦日の紅白雑感というのも少しタイムラグがあって間抜けな感じですが、まあ今回も相変わらず何かと突っ込み所が多かったので、一気に振り返ってみたいと思います。

 まず司会の2人。やはりフレッシュさがなくなりましたね。すっかり手慣れてきてしまって面白くありません。中居が永ちゃんに「懲りずに来年も」と言ったのは笑いましたが、まあ中居くんですからそれくらいはご愛敬で済んでしまいますし。来年はぜひ若返りを図っていただき、例えば嵐の櫻井翔と綾瀬はるかくらいにやらせてみてはいかがでしょう?見ているこちらも「大丈夫かな?」と緊張すること間違いなしです。

 トップの浜崎あゆみ、老けました。かつての中森明菜のような衣装でした。「こども紅白」は孫を可愛がるジジババ世代に受けそうな企画。逆にリアル子どもは白けていたんじゃないかと思います。あくまでもあれは「理想の孫」の体現でしかありませんでした。同じくファンキーモンキーベイビーズの「ヒーロー」での頑張るサラリーマンのお父さんへの感謝の歌も、今どきあんな観念的でステレオタイプな父親像を歌われても当該世代としてはピンときません。そもそも家族の犠牲になって働いて、なんて古いでしょ(歌詞はこちら)。

 EXILEが増殖した演出は14人にメンバーを増やしたことへのNHK流の皮肉かと笑いました。スーザン・ボイルにはそれほど何も感じませんでしたが、キムタクの英語が通じず通訳が訳したのは大笑いでした。天下のキムタクに全国放送で赤っ恥をかかせたあの通訳さんは大丈夫?ジャニーズ事務所に消されたりしないのかな?

 SMAPが紅白で大活躍なのは今に始まったことではないのですが、今回MJ追悼企画を彼らに任せて踊らせたのはきつかったです。あんな隠し芸レベルのダンスを見せられても白けるばかり。もっとも笑いたいからついつい本物の映像よりもSMAPを見ちゃったから、あれはあれで成功なのかな?ダンスだけならまだしも最後にマイクを持って歌い始めた時には「やめてくれ」と叫びましたが。危険なことをするものです。

 危ないと言えば審査員の森光子の危うさは本当にテレビに出して大丈夫なのか?と思ってしまいました。表情もおかしいし呂律も回らないし歩いているだけで倒れそうだし。もう無理しないで家で大人しくしていれば良いのにと痛々しく思って見ていたら、その後のジャニーズカウントダウンライブにまで出ていました。森光子は働き者です。

 小林幸子の巨大像は大笑い。その片付けのためにわざわざ長崎から「龍馬伝」番宣を挟むNHK苦心の編成。福山も雪の中で歌わされて可哀想。と言うか、雪の中で演奏させられていた人たちが可哀想でした。そして拝み倒して出ていただいた嵐のメドレー。さすが2009年は嵐の年だったと思わせるほど「今のヒット曲」連発。昔の歌ばかり聞かされ続けてきただけに新鮮でした。

 矢沢永吉の扱いの大きさはまあそんなもんだろうけど、サプライズとしては驚きは意外に少なかったのは、やはり永ちゃんが出るんじゃないかという噂が一部で流れていたから。和田アキ子の劣化は激しい。もともとバラエティタレントとして人気が出た人なんだから、もっと小林幸子的な演出を入れるべきでしょ。氷川きよしは北山たけしとはモノが違うというのは良くわかりました。やはり義父の七光りと本物では全くオーラが違います。

 そしてドリカムがトリなら、なぜ北島三郎が大トリ?と言うか、ドリカムよりも無期休業宣言の絢香がトリの方が盛り上がるんじゃないの?そして吉田美和のその脚出しは誰が嬉しいの?あれはドン引きです。嵐のパワーで白組圧勝はわかるんだけど、最後に中居が仲間に「今年も勝ってすいません」的なことを言うのは相変わらず礼儀を知らないと言うか言葉を知らないと言うか。そろそろマジでSMAP頼みの演出は考え直した方が良いです。

 最後に。香取の両津、日テレ羽鳥アナの登場、仲間と阿部寛の「トリック」ネタなど、随所に盛り込まれた民放ネタですが、去年のヘキサゴンファミリー出演の時にも感じましたが、ちょっとNHKはプライドなさ過ぎでは?相互乗り入れは良いけど、もう少しNHKらしさも大事にして欲しいと思いました。


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