幹事クリタのコーカイ日誌2007

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12月30日 ● コーカイ日誌で振り返る2007年。

 今年もいよいよ終わりが近づいてきました。年末恒例企画「コーカイ日誌で振り返る」の2007年版です。今年は真夏の猛暑(8/17日本観測史上最高の猛暑)が厳しかったのですが、それに負けず熱かったのが政界。とにかくガタガタといろいろな騒ぎが大きかった年でした。

 最初の揺れは宮崎県知事選(1/23そのまんま東当選の影響)でした。この時はぎりぎりまで本当にそのまんま東が当選するとは思っていませんでしたし、当選後にこれだけテレビに出まくって宮崎県のPRマンに徹するとも想像していませんでした。宮崎県のイメージアップにはなったことでしょうが、反面知事という仕事はかなり暇らしいということもバレてしまいました。

 その後は記憶に新しい閣僚不祥事が続きました(1/30問題は産む「機械」という単語にあるのか5/29松岡農水相と坂井泉水の死)。挙げ句に参院選で安倍政権惨敗(7/31安倍退陣の方が「美しい」)、そして突如の政権投げ出し(9/13安倍晋三と阿久悠『時代おくれ』、福田政権誕生(9/25福田新総裁は難問山積のスタート)と続きます。そして最後に小沢一郎との大連立構想(11/5小沢一郎はロマンチストか、策士か)で、自民党も民主党もグズグズ。支持率も下がるわけです。

 スポーツ界も話題が豊富でした。安藤、浅田のワンツーフィニッシュの世界フィギュア(3/25「金」「銀」と言えば名古屋だがね)や、ハニカミ王子の登場(5/21「ゴルフの王子様」石川遼は大成するか)に、公立校で甲子園を制覇した佐賀北(8/23佐賀北高校の劇的優勝)と若者たちがどんどん台頭してきました。

 もちろんベテランも負けてはいません。楽天・山崎武司の復活(5/18どうした?山崎武司)、「ママでも金」の谷亮子(9/19柔道の国際化と谷亮子の順応性)、中日が拾った中村紀(9/22「お値打ち」な中村紀)と、復活した人たちの活躍が目立ちました。

 名古屋のファンとしては何より中日の日本一が嬉しいところ(11/253年振りの日本一の夜に)。リーグ優勝こそ逃しましたが、新しくできたクライマックスシリーズでの快進撃は目を見張るものがありました(10/21阪神2タテ、巨人3タテ、日ハムは4タテ?)。

 もっとも大相撲は大荒れ。八百長疑惑に始まり(3/9大相撲は八百長疑惑を払拭できるか)、朝青龍問題(8/3朝青龍処分について考える)、時津風部屋の若手力士が急死した事件(9/28力士リンチ殺人事件)と、これほど立て続けに問題が頻発したこともなかったでしょう。来年初場所は朝青龍が土俵に戻ってきますが、結局何一つ解決していないままの年越しです。

 朝青龍同様にバッシングを受けたのが沢尻エリカ(10/4女王様キャラ)と亀田ファミリー(10/12亀田大毅切腹決定?)。確かに叩かれる方に非はあるのですが、それにしてもブログが炎上するかの如くヒステリックにバッシングを浴びせるのも感心できません。もう少し是々非々の姿勢で冷静に批判する態度が生まれないものでしょうか。

 そもそもテレビに乗せられやすいというか、メディアの言うことなら何でも真に受けるリテラシーの低さこそが問題です。それが一番顕著に出たのは「あるある」問題(1/21テレビを信じるあなたが悪い)で、意外と世間は何でも鵜呑みにするんだなぁと、逆に驚いてしまいました。食品企業の相次ぐごまかしや年金問題での社会保険庁の対応もそうですが、かつては信じられたものが、今やまったく信用できません。常に自分の身は自分で守る姿勢が大事だということを改めて教えられました。

 まああれこれありましたが、小島よしお(10/9「でもそんなの関係ねぇ!」の前向き)ばりに「でもそんなの関係ねぇ!」と啖呵を切って、2007年を締めくくろうと思います。