幹事クリタのコーカイ日誌2007

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3月9日 ● 大相撲は八百長疑惑を払拭できるか。

 大相撲春場所が日曜日から始まります。注目は朝青龍の土俵ですが、それは優勝記録を伸ばすかどうかということではなく、その相撲内容です。つまり「週刊現代」の告発記事に始まった八百長疑惑に対して、土俵の上でどういう風に答えを出すかということです。

 朝青龍はご存知のようにここまで圧倒的な強さを誇ってきました。全盛期の大鵬や北の湖、千代の富士よりもその強さは圧倒的です。しかし、全く稽古しないというのはよく言われることですし、それでいて他を軽々と凌駕しているということは実に不思議です。大型力士でパワーではるかに優っているというのならともかく、朝青龍はカラダに恵まれていません。武器はスピードでありバランス感覚であり技の切れです。それは稽古によって培われるものだと思うだけに、稽古不足でも優勝できるというのは摩訶不思議です。

 相撲協会は朝青龍をはじめ当該力士に事情を聴いて「八百長はない」として週刊現代を提訴します。裁判になるのは週刊現代側も望むところのようです。真実が裁判によって明らかになるかどうかはまだわかりませんが、少なくともそれだけの覚悟を協会側が持っているのなら、土俵でも「これは八百長じゃない」とファンに感じさせるような相撲を見せなければいけません。

 僕の目には、最近の朝青龍の土俵は不満だらけです。勝つには勝っていますが、動きに切れがなく全然強そうに思えません。相手する力士が弱いだけだろうという印象でした。だから文句を言うなら勝った朝青龍よりも、ころころ負けている迫力不足の大関陣に言うべきだと思っていましたが、これが八百長だったとしたら話は違ってきます。

 ファンの目にどう映るか、協会にも力士たちにとっても厳しい春場所です。


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