万華鏡の構造としくみの基礎知識
万華鏡構造(鏡の組み合わせ方法と先端部分のオブジェクトについての解説)
ミラー部分の構造(この部分がカレイドスコープ(万華鏡)の心臓部です。)
ミラーの組み立て方法は3枚のミラーを組み合わせたものが基本です。そして、正三角形に組まれるのがもっともポピュラーです。そして、ミラーの大きさや材質でカレイドスコープ品質が左右されます。
1枚のミラーの幅をどのようにするのか、長さはどれくらいにするのかこの部分から考えて行く必要があり、個人によって好みが分かれます。ミラーは像が何回も繰り返して反射され、無限の広がりがあります。それゆえ、反射率の高いスパッタリングミラーが必要とされます。
ミラー構造はほぼ種類が確定されるのに対して、先端部分は材料からすべて工夫の余地があり、具(オブジェクト)となるものを考えていくのも楽しみの1つです。ガラス玉1つでも、市販のものや産地のものなどいろいろ楽しい模様を得る事が出来ます。また、バーナーワークでオリジナルガラス球を作り利用するのもいいですね。鳥の羽根やさいころ、貝殻、ねじなども具になります。先端は普通は器状になっていて、この中に具を入れます。この部分にガラス玉をつけたり円盤状のものをつけたり、オイルが充填されたスティックをつけたり工夫しだいでいろいろな世界を楽しむ事が出来ます。可能性は無限大です。