わが心の小宇宙〜万華鏡

万華鏡インスタレーション展示
  「わが心の小宇宙〜万華鏡展」企画製作編

名古屋市中区 国際デザインセンターで行われた、万華鏡展を行うまでの道のり2

個展を開催するにあたっての苦悩

  国際デザインセンター4F ギャラリーでの個展開催が決まったのだけれども、さて何をやればよいか、何を展示すればよいか? 相談する相手もなく途方に暮れる毎日が続きました。既存のものは手にとって見られるくらいのものが多いので、いざ大きな場所での展示となると少し考え込んでしまった。広い空間をどのようにして生かしていけばいいのだろうといろいろ思案する時期が半年くらい続いた。
以下に、その時メモしたアイデアスケッチの一部を紹介します
(画面上をクリックして画像をめくってご覧ください)

 


会場を実際に訪れてみて決まったイメージ

  会場に実際に行ってみて感じたのが、小さくてこまごました物はあまりおかない方が良いかなと感じました。個人的にはシアターのような空間であったのでこの空間をうまく活用したいと思いました。
  そこで、大きなインスタレーション作品を設置して展示するほうがよいかという考えにまとまり、以下のような案にまとまりました。 


会場設置方法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個展テーマの決定

当初は「Mind Origin」内なる心の至福を求めて  
とテーマを決定しました。万華鏡を見た時の一瞬の感動は何にも変えることができないくらい、内なる心に幸福感と至福感を与えてくれます。今回は、個々の人々がそれぞれに体験を通じ幸せな気持ちに浸れるような展示を目指しました。
  当初の作品製作予定
     1.体験型巨大万華鏡(万華鏡シアター)
     2.チャクラへの旅(7つのオブジェとの対話)
     3.そっと覗いてみる
     4.ナチュラル
という案を出しました。
以下に、それぞれのアイデアスケッチを紹介します。(画面上をクリックして画像をめくってご覧ください)

 

 

製作開始

実際に製作を始めてみると、様々な問題が出てきました。巨大万華鏡はまず、強度と軽さを実現するために、アルミの骨格にすることにしましたが、自分では製作出来ない、それはアルミの溶接が必要になり、どのように製作すればよいか、またこのようなことをどこにお願いしたらよいか思案にくれました。また大量のアクリルミラーが必要になってくるのでそれの購入方法も問題になりました。出来る限りいろいろな人に話をして業者などを探しました。
また、チャクラへの旅(7つのオブジェとの対話)の構造もどうすればよいかも考えがまとまらず(いろいろな考えは出てきましたが、これだ!と思えるものは出てきませんでした)しばらく何も出来ないままただ時間だけが過ぎていきました。