わが心の小宇宙〜万華鏡

国際万華鏡展 展示用作品製作 「音戯のしらべ 07」

東京銀座で行われた「2007国際万華鏡展」への取り組みについての記録
今回は、音の出る万華鏡「音戯のしらべ」を製作出品しました。

作品「音戯のしらべ」

作品名
音戯のしらべ(おとぎのしらべ)
製作材料
ガラス、オルゴールボール、プラスチック
大きさ
10(縦)×40(横)×10(高さ)cm
特徴とアピールポイント
音が出る万華鏡というコンセプトで製作をしました。電気で駆動する万華鏡作品から一変してアナログタッチの万華鏡にしようと思い製作を始めました。そこでイメージしたのは「水琴窟」です。
水琴窟の柔らかい音は大変な安らぎを感じます。揺らぎ感があってそして自然に溶け込んでいる感じがします。それによく似た音を偶然にも見つけました。思うような音を出してくれるのが「オルゴールボール」で、今回は直径が6cmあるオルゴールボールを仕込んだ水琴窟の柔らかい音がする万華鏡を製作しました。万華鏡の像は5枚の花弁をあしらったものにしようと思い、柔らかな日差しの中にやさしい音色と美しい花を咲かせることを目的に製作を始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞいた時の様子

「音戯のしらべ」万華鏡像の様子です。5角形の花びらになるように鏡を組み合わせ、2ミラー構造で一方の窓部分をふさがないで、光が入るような構造にしました。この作品はなるだけ明るい場所で見てもらえることを意識して製作しました。。ゆっくりと回転させれば水琴窟の柔らかい音が聞こえてきます。

ビデオでは残念ながら水琴窟の柔らかい音までは聞き取れませんでしたが、像のやわらかなイメージを楽しんでいただけると思います。

 

動画を見るときは、一度動画内をクリックしてから、再生ボタンを押してください。

 

設計

これは筐体の設計図です。この輪郭を1mmの幅をあけて切り取り、型紙としてガラス転写してガラスカッターで切ります。音符の部分は細かいところが多くてカットするのにかなりの時間と大きさを合わせる作業に時間がかかりました。ステンドグラスで面を作る作業もこれで少しは上達したように感じます。

 

「音戯のしらべ」
  紹介カード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「音戯のしらべ」の作品紹介カードです。楽しみ方を紹介した楽しいカードにしようと思い製作しました。光を当てて万華鏡を楽しむ。筒を緩やかに振って音を楽しむ。回転させて万華鏡と音を楽しむ。という3つの使い方ができます。