わが心の小宇宙〜万華鏡

国際万華鏡展 展示用作品製作 「PLANETARIA 08」

東京銀座で行われた「2008国際万華鏡展」への取り組みについての記録
今回は、プラネタリウムを意識して製作した万華鏡「PLANETARIA」を製作出品しました。

作品「PLANETARIA」

作品名
PLANETARIA(プラネタリア)
製作材料
木材、布、ガラス、電気部品(LED灯、モーター)、プラスチック、安定化電源装置
大きさ
45(縦)×45(横)×30(高さ)cm
特徴とアピールポイント
第6回の「UNIVERSE」に続く宇宙をイメージできる作品です。今回はプラネタリウムをイメージして製作しました。外観の形状をプラネタリウムらしい多角形の形状にして雰囲気を出しました。また、内部構造もマジックミラーを使い「星のまたたき」が表現できるように色とりどりのLEDがランダムに明滅しその明滅時間もランダムに変化するように設定しました。パーソナルな星を見つめる時間を取れればという思いで、広大な宇宙で星が輝いている感じを製作しました。こちらも長時間見ていても見飽きない作品になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞいた時の様子

筐体の設計から結構大変でした。プラネタリウムをイメージした形ということでこの変形正多面体を考え製作しました。しかし、金属的な感じよりも優しい感じは大切にしたいので外側は木製にして、部屋にインテリアとしても違和感のない質感に仕上げました。
万華鏡の像もより宇宙的なイメージを重視して、中に入れるオブジェクトに工夫を重ねました。ゆっくりした変化をさせるようにオイルを入れ、より複雑な像ができるように試行錯誤を重ねました。
また、あまり表には出てこないところでも大きなバージョンアップが図られています。中の回路部分は電気配線のメンテナンスがしやすいようにすべて、ユニット構造にして壊れた部品などを簡単に交換できる構成にしました。UNIVESEのときに電気回路が壊れた時修理するのに大変な苦労をしたので、その構成のモジュール化、内部の振動による破損を十分に処理してありますので、耐久性も今までのものよりグーンとよくなりました。

PLANETARIAの万華鏡の像の様子です。中で不規則に明滅するLEDライトは、いかにもそこで照らし出されているかのごとく見えますが、今回の作品のミラーは「マジックミラー」を使用しています。これによりガラス外部にある発光体は鏡を透過して中に像を表現します。それにより星空を表現しています。まばゆい輝きがはるか宇宙のかなたまで見通せるようなそんな素敵な気分にさせてもらえます。

 

動画を見るときは、一度動画内をクリックしてから、再生ボタンを押してください。

 

「UNIVERSE」
  紹介カード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「PLANETARIA」の作品紹介カードです。宇宙を前面に押し出した世界観を表現するために、万華鏡の像を星に見立ててカードを製作しました。この万華鏡のプラネタリウムをのぞくことによって新しい宇宙の世界にトリップしてもらえれば最高の喜びです。