幹事クリタのコーカイ日誌2007

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2月18日 ● バカもいろいろ。

 世の中にはバカな人というのは本当にたくさんいて、それも単なるモノ知らずなバカよりも、なまじ知識があると思っているだけに間違った方向に考えが走ってしまうバカ(産む機械な人とか)の方が始末が悪かったりします。とりわけ権力を持っている勘違いバカというのは本当に手に負えないわけですが、もちろんそうじゃない愛すべきバカな人もいて、僕の知っているMっちゃんとかは、まさにその類の代表的人種です。

 なにせモノを知らないのに、それを恥じず堂々としていて、勘違いや間違いで事件を起こしては自分で被り、その自分のしでかしたバカさ加減を人に話して笑われても傷つかない、というかむしろ笑われるのが好き、というタフな一面を持つMっちゃん的な生き方は、ある種の聖人を思わせます。まあ彼の場合は「性人」でもあるんですけど。

 こういうタイプのバカとは別に、もうひとつ僕が好きなバカは、好きなこととなると一途に突っ走ってしまうバカ。まあ仕事ではあまりお付き合いしたくないのですが、趣味の世界で「メーター振り切ってるなぁ」と思わせるようなバカは、家族でない限りは愛すべきバカだと思います。

 Mっちゃん的に女に向かって突っ走るバカもいますが、ラーメンを食べるために11時間もクルマを走らせるS井くんとか、大好きな風俗店に行くために飛行機の時間をごまかすK藤ちゃんとか、僕の周りにもいろいろおバカな人がいて、それぞれに良い味を出しています。

 特にテニス絡みになると、メンバーがみんなテニスバカなために、雨の中でテニスするくらいは当たり前で、昨日も雨が降るとわかっているにも関わらずゾロゾロ集まって、案の定降り出してもやめない、挙げ句に小雨になったのを見て止めようと思っていたのについつい時間延長してしまい、結局コート代を無駄にするという愚挙をやってしまいました。

 テニスするためなら家族や会社の上司に嘘を吐いたことがあるメンバーが大半です。仕事よりもテニスを優先してしまうのがバカですから。午後からテニスするために早朝に仙台から駆けつけたとか、大阪から週末はテニスのために名古屋まで毎週のように戻ってきたとか、遠距離もモノともしません。

 思い出せば僕も足のかかとにヒビが入っていたのにテニスの大会に強行出場したり、右手の指を怪我してラケットが握れないのに左手で握ってコートに立ったり、肉離れが治っていないのにボールを追いかけて怪我をひどくしたりと、どう考えてもバカなことを繰り返ししています。

 冷静になって考えれば、絶対に「テニスはやめておく」方が正解だってわかっているんですが、後先を考えられないところがバカのバカたる所以ですから仕方ありません。そうか、賢い人というのは「後先を考える」ことができるんですね。あー、確かに賢いな、そういう人は。会社なんかでそうやって出世していく人を見ると、「はいはい、あんたは賢いね」と思ってしまいますから。


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