学校長挨拶
しなやかに、誰もが育み合う 以下の話は、4月8日の入学式で生徒に伝えたものです。 東安中学校の校訓は、「自主・連帯」、学校の教育目標は「心豊かで、たくましい生徒」です。この目標を引き継いで、三年間で心も体も立派に成長してほしいと願っています。 この大きな目標を達成するために、次の言葉を全校の合い言葉にしていきます。それは、「しなやかに、誰もが育み合う」ということです。 「しなやかさ」とは、柔軟性、臨機応変な対応力、自分の考えを持ちながらも、状況に適した行動ができる、受け身ではなく能動的な行動力を指すと考えています。中学校生活の三年間で、そのあとの世界で、しっかり生きていくための力を身に付けてください。「しなやかさこそ、真の強さ」だと思っています。 そして、「誰もが育み合う」とは、仲間とともに、誰も置き去りにせず、一緒に成長していく集団となりたいという願いを込めています。相手の立場になって考えること、相手の言葉を傾聴すること、認め許すこと、困っている人に手を差しのべること、など、自分一人ではできないことでも、仲間の存在ができるように、きっと、してくれるでしょう。 そんな中学校生活を送ってほしいと思っています。 今、「相手の言葉を傾聴すること」と話しました。先生や仲間の話をしっかり聞くということは、学習の基本です。東安中学校では、全ての教科で「小集団による学び合い」を行っています。「聴く」「聴き合う」姿勢を大切にして「よい学び方」を身に付けて、得意・苦手に関係なく、「学ぶことが楽しい」と、思える自分になってください。 私たち職員も、「しなやかに、誰もが育み合える学校」を実現させる決意で、皆さんと共に東安中学校をよりよい学校にしていきたいと思っています。 |
令和6年4月8日―― ――――――――― 大垣市・安八郡安八町組合立東安中学校長 辻村 由香里―――――――――― |