幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 12月13日 ● リベンジしました。

 昨年秋のテニス大会で、K岡さん(55才)とA本さん(46才)というベテラン男性ペアにコテンパンにやられたことがありました。僕のペアは会社の先輩で運動神経抜群のM部長(47才-年齢は全て当時)だったのですが、準決勝でのその対戦で、僕が足を引っ張って4人の中で最大の穴になってしまっために2-6で負けてしまったのです。

 内容的には善戦はしたものの、僕がもう少し上手ければ勝てたかも知れないのに、と思うと凄く悔しいし、M部長には悪いし、自分自身には腹が立つしで、それからというもの上手な人をつかまえては練習に励んできました。

 この「コーカイ日誌」をずっと読んでくださっている方ならおわかりの通り、まっとうな家庭持ちのサラリーマンとしては限界に近い週3〜4回の練習をこなして1年余。昨日の大会で遂にK岡・A本ペアに再挑戦する機会に恵まれたのです。僕のペアは前回のM部長と比べても実力的に遜色ないM澤さん。最近サークルに加入した彼は、僕より4才も年下ながら、とてもそうは思えない落ち着きのあるテクニシャンです。

 ゲームは立ち上がりから一気にリード。自分自身ですら「あれあれ」と思うほど順調にポイントを重ね、気がついたら5-0で完全に勝ちパターンに入っていました。試合途中から向こうも「こんなはずでは」という感じで懸命に攻めてきたのですが、時すでに遅し。6-1で勝ってしまいました。スコア的にも内容的にも完勝です。

 相手は強豪として仲間内では有名なペアだけに、周りも驚きましたが、それ以上に勝った僕自身が一番驚いてしまいました。1年の練習の成果がちゃんと出れば、接戦には持ち込めるかなと思っていましたが、まさかこれほど見事に勝ち切ることができるとは想像もしませんでしたからね。

 もちろんわずか1セット、しかもノーアドバンテージの勝負でしたから、勢いに乗ってしまった方が圧倒的に有利なのですが、まさにその勢いがこちらに来たまま終わってしまったのが一番の勝因。加えて息の合う実力者のペアにも恵まれたし、相手の調子も悪そうだったし、といろいろラッキーな要素はあるんですが、それにしてもなんにしても、とにかく1年前の雪辱をしっかり果たせたことには変わりありません。

 人間努力しても必ずしも報われるとは限らない、という真実は、この年になるとだんだんわかってくるんですが、それでもたまにはこういうご褒美があると嬉しいものです。このご褒美をしっかり胸に刻んで、来年も「テニスバカ日誌」を続けていこうと誓いました。もっとも、これ以上テニスするんかい!と家族からはきつい突っ込みが入りそうなので、コソコソと自分の胸の中だけで誓いましたけど。

 
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