いよいよ伊予柑の美味しい季節が近づいて来ましたな。 ま、僕は伊予柑が松本伊代ほどには好きでないので、別にそれがどうという訳でもないんですが、いよいよ “1級ポンプ施設管理技術者資格試験” が近づいて来ましたな。…という問題のほうが僕にとってはけっこう重大だったりします。 どれくらい近づいて来ているのかと言うと、これを書いている時点で明日。これが更新される頃には、既に試験も終わっているという段階まで来てしまっているんですが、暢気に “jazz giant” の原稿を書いてる場合とちゃうやん!…というくらい、追い詰められております。 「窮鼠、猫を噛む」 という諺があるように、追い詰められたネズミとキムジョンイル君は自棄をおこして何をしでかすか分かったものではありませんが、暴力団関係者なんかは、追い詰められて指を詰めたりもしますしね。 が、追い詰められたサバ君は、とりあえず前半ネタを 「試験に出ろシリーズ」 にする暴挙に走る程度で、さほど実害はなかったりするんですが、あ、そうそう。 以前、 このあたり で、みんなと一緒にお勉強をさせて貰った電験三種なんですが、試験結果通知の葉書が届いておりました。 理論 : 不合格、電力 : 不合格、機械 : 不合格と来て、ああん、やっぱり全滅かぁ。…と思っていたら、何と最後の法規のところに “合格” という文字が! いや、僕は自分の目を疑いましたね。 法規の試験にはA問題とB問題というのがあって、A問題のほうは、ま、確かに法規と言ってもエエ問題やよな。…という感じだったんですが、B問題のほうは、こんなん、法規ちゃうやん!…と言いたくなるような計算問題ばかりが出題されていて、それを見た時点で僕の心の中で電験三種を受けたという事実は既に過去の思い出となっていたんですよね。 ま、五択問題だったから、5問中、1問くらいは合っとるやろ。…という手応えはあったんですが、それが、えーっ、合格ぅ? 僕が自分の目を疑った後、続いて日本の印刷技術についても疑いの目を向けてみました。 “不合格” と印刷するつもりがインクがかすれて、 “不” の字が見えなくなってしまったという可能性も十分に考えられます。 が、有効年度のところにはちゃんと “平成20年度” などと印字されているし、書いた覚えのない文字が勝手に浮き出してくるほど日本の印刷技術は進んでいないものと思われるので、いや、これは素直に合格したと受け取っても間違いではないかも知れません。 電験三種 (の法規)、ちょろいもんやん!
ま、4科目のうちで可能性があるとすれば、法規かな?…という気はしてたんですよね。予想外の計算問題が出てきたのはちょっと計算外だったんですが、それ以外は条文を丸暗記してやれば何とかなりそうな気がするし。 そもそも僕は “法規” というのがさほど苦手ではないんですよね。掃除道具の中でいちばん好きなのは “ほうき” だったりしますしね。小学生の頃、僕は掃除の時間になると真っ先に “ほうき担当” を志願することにしていたんですが、雑巾は嫌いでしたからね。雑巾というのは雑菌だらけで何だか不潔な気がするし、冬の寒い時期に水拭きをするというのは苦行以外の何物でもありませんでした。ただ、女子児童が雑巾がけをしている姿を見るのはけっこう好きでありまして、特に床の部分だとか、ガラスの高いところを雑巾で拭いている姿というのは大いにソソられるものがありますよね。いや、パンツが見えそうとか、そういうことではなくて、僕は一生懸命に働いているギャルの姿を見るのが大好きなんですよね。 だったら別に、一生懸命に “ほうき” で床を掃いている女子児童でもいいではないか?…と思われるかも知れませんが、そこはほれ。 “ほうき” というのはやはり自分の手に持って、時おり、柄の部分で女子児童のスカートをめくったりするのが楽しいわけでありまして、そんなことでまあ、今日は 『試験に出ろ 1級ポンプ施設管理技術者資格試験』 というテーマでお届けしたいと思うんですけどね。ただ、僕に与えられた時間はあまり多くはありません。今がえーと、午前10時30分なんですが、僕はいつも夜の11時には寝ることにしているので、残り約12時間でありますか。メシを食ったり、風呂に入ったり、伊予柑の皮を剥いたりする時間を差し引くと約10時間ほどに減ってしまうことになって、けっこう剥くのが大変ですからね、伊予柑の皮って。 で、これだけの時間でどれだけの事柄を覚えなければならないのかと言うと、講習会で貰ったテキストがですね、495ページあるんですよね。ということは、10時間×3600秒=36000秒だから、1ページに費やせる時間は約72秒強ということになりますか。…って、そんな余計な計算をする暇があったら、早く本題に入らんかいっ!
・ 遠心・斜流・軸流の三種類のポンプは、それぞれ羽根車の形状が異なっている。この羽根車の形状を表す特性値が[比速度]と呼ばれるもので、ターボ形ポンプによっては重要な指数の一つである。 ・ 互いに相似なポンプの[比速度]は、ポンプの大小に関係なく相等しく、通常の設計では[比速度]が等しいとポンプの形状もほぼ相似となる。 |
・ 一般に[遠心ポンプ]の比速度は100〜550程度となる。 ・ 一般に[斜流ポンプ]の比速度は800〜1100程度となる。 ・ 一般に[軸流ポンプ]の比速度は1500程度となる。 |
・ 主ポンプ口径部の流速を示す目安の記号として、T型とU型がある。 ・ T型は、計画吐出し量におけるポンプ口径部の流速が[3]m/s程度で、標準的な比速度を採用した低揚程ポンプをいう。 ・ U型は計画吐出量におけるポンプ口径部の流速を[4]m/s程度として、比速度を[高める]ことにより、主ポンプ口径をT型より[小さく]した低揚程ポンプをいう。 ・ T型、U型の決定は、[U型]を優先して計画吐出し量からポンプ口径を選定する。 ・ 横軸斜流ポンプ・横軸軸流ポンプは羽根車の位置が水面より上にあり、キャビテーションが発生しやすくなるため[U型]は規定しない。 |
と、ここまで書いたところで午後3時半となりました。アカンやん!ほとんど進んでへんやん!…という気がしないでもないんですが、僕は電験三種の時ほど悲観はしておりません。この “ポンプ施設管理技術者資格試験” というヤツは僕の今の職種と密接に関わっているので、勉強しなくてもある程度はある程度は何とかなるような気がするし、もし合格したところで会社から資格手当てが出るわけでもないので、落ちたとしてもナガナワ所長代理に文句を言われる筋合いはありません。 とまあそんなことで、コンクリート、行ってみますかぁ。
レディーミクストコンクリートについては、荷卸し地点において次のようなコンクリートの品質管理を行う必要がある。 (強度) ・ 供試体の材令は、設計図書に指定がある場合は指定された日数、指定のない場合は[28日]とする。 ・ 供試体は打ち込み工区ごと・打ち込み日ごと、かつ150m3またはその端数ごとに1回検査し、1回の検査ロットは[3]個の供試体を用意する。 ・ [3]個の供試体の測定強度の平均値が設計図書に指定した呼び強度の値以上で、かつ、測定強度の最低値が指定した呼び強度の値の[85]%以上であれば合格とする。 |
・ [スランプ]の値が許容差の範囲であること。 ・ [空気量 ]の値が許容差の範囲であること。 |
・ レディーミクストコンクリートの塩化物含有量は、荷卸し地点で塩化物イオン(Cl-)量として[0.30]kg/m3 以下でならなければならない。 ただし、監督職員の承諾を受けた場合には[0.60]kg/m3 以下とすることができる。 |
あとはえーと…、工程管理の問題でネットワーク工程表が出たら運が悪かったと思って諦めるとして、続いては軽く “労災問題” を片付けておきましょう。
厚生労働省では災害発生の程度を次の指標によって表している。 ・ [ 度数率 ] : 100万延労働時間当りの労働災害による死傷者数で表すもので、災害発生の頻度を示す。 ・ [ 強度率 ] : 1000延労働時間当りの労働損失日数で表すもので、災害の規模程度を示す。 ・ [年千人率] : 労働者数1000人当りの1年間に発生した死傷者数で表すもので、発生頻度を示す。 |
そんなことにならないように労働災害防止対策をしっかり施さなければならんのですが、特に土木建築系の職場では高所からの転落による死傷が非常に多いんだそうですね。架設道路や足場などには十分注意しばければなりません。
足場の組み立ては[作業主任者]を選任して作業に当たらせ、以下の内容に留意する必要がある。 ・ 最大積載荷重を定めて、労働者に周知させる。 ・ 高さ[ 2 ]m以上の足場には下記の作業床を設ける。 つり足場を除き、作業床の幅は[40]cm以上、床材間の隙間は[ 3 ]cm以下とする。 |
通路の中でも両端を支持し掛け渡したものを架設通路といい、以下の内容に留意する必要がある。 ・ 丈夫な構造である。 ・ 勾配は[30]度以下とする。 ・ 勾配が[15]度をこえる場合、踏さんその他滑り止めを設ける。 ・ 高さ[ 8 ]m以上の登り桟橋には[ 8 ]m以内ごとに踊り場を設ける。 ・ 墜落の危険がある箇所は高さ[75]cm以上の丈夫な手すりを設けること。 |
…と、ここまで書いたところで、メゲました。アカンやん!ほとんど進んでないやん! こりゃ、足場から落ちる前に、試験に落ちちゃうかも知れませんなぁ。。。
ということで、今日はジョン・コルトレーンです。 あ、試験のほうはですね、無事に終わりました。 この場合の無事というのは、膝の関節を脱臼したり、ボール直撃で鼻を骨折したりといったこともなく、無傷で家に帰り着いたという意味であって、決して出来のよさを示すものではないんですが、ま、終わってしまったものを今さら後悔してみたところで、どうなるものでもないしぃ。 ちなみに、前半で勉強した項目のうち、実際に出題されていたのは “比速度” のところだけでありまして、最初の部分だけ書いてあとは省略しても、試験結果としてはまったく同じだったということになります。いやあ、とんだ時間の無駄遣いでしたなぁ。。。 ということで、今日の僕には後半をきっちり仕上げるだけの時間的な余裕もなければ、それを成し遂げるだけのヤル気と意欲もまったくと言っていい程、ありません。そこでまあ、今日のところですね、ジャケ絵を書くのがめっちゃ簡単で、しかも、まともにレビューする気にもなれないようは酷いアルバムを選んでお茶を濁しておこうと思うんですが、その条件を満たすものとして、僕の脳裏に真っ先に浮かんだのはコルトレーンの 『オム』 でありました。これならジャケ絵を描くのも3分くらいで片付きそうだし、アルバムには全部で1曲しか入っていないので、曲解説だって楽勝です。もうこれで今日のネタは決まったようなものなんですが、念のために “jazz giant artist index” をチェックしてみたら、おおっ、 ガイシュツ ぢゃん! どうしてまたこんなつまらんアルバムを取り上げてしまったんですかね? いやあ、何とも余計なことをしてくれましたなぁ、昔の僕も。。。 ということで、しかたなく “外れ1位” を探すことになったんですが、その結果、白羽の矢が立てられたのがこの 『インナー・マン』 という1枚でありました。ほとんど文字だけのジャケットというのは、意外と描くのが面倒だったりするんですが、似てねーぞ!…と言われる心配がないだけ、気が楽であります。 また、収録曲も計4曲と少なめだし、ただ、メンバー的にはコルトレーン、マッコイ、ジミー・ギャリソン、エルヴィンの黄金カルテットに、エリック・ドルフィーまで参加しちゃっているという、かなりソソられるものとなっておりまして、これで下手に演奏が素晴らしかったりしなければいいんですけどねぇ。。。 とまあそんなことで、では1曲目から聴いてみることに致しましょう。
まず最初はお馴染みの 「マイ・フェイバリット・シングス」 でありますかぁ。 で、演奏が始まってこのアルバムの正体が判明したんですが、これは “バードランド” でのライブだったんですな。 が、正式なルートで作られたものではなく、私家録音のブートレグであるものと思われます。私家録音というのは、歯科が鹿の声とかを録音している分にはさほど害はないんですが、音楽のライブとなると駄目ですよね。あまりにも音質が悪すぎて、演奏の良し悪し以前の問題として、僕は聴く気がなくなってしまうんですが、このアルバムも例外ではありません。そんなことでまあ、当初の目論見通り、軽く流して終わりということにしようと思うんですが、えーと、この1曲目はですね、ピアノ・トリオによる短いイントロに続いて、すぐにコルトレーンが登場して、ソプラノ・サックスでテーマを吹いております。ソプラノを吹くトレーンと言うのはテナーを吹くトレーンと違って、何だかアラビア的であったりするんですが、僕はけっこうアラビアが好きだったりします。ま、粗挽きソーセージほど好きではなかったりするんですが、悪くないですよね、アラビア。 特にこの曲を吹く時のトレーンは、少しずつバリエーションを付けながら延々とテーマ・メロディを反復することにより、反復横跳び的な呪術感を高めていく手法を用いるのが常でありまして、そういうところがアラビアだと思いますね、いや、何となく。 日本語ライナーで小川隆夫クンは、コルトレーンがこれまでに残したバージョンで示したソロとは大きく異なり、極めて自己を開放したプレイで圧倒的に雄大な音空間を創出してみせる。…などと書いておりますが、僕の耳にはコルトレーンがこれまでに残したバージョンで示したソロと、ほとんど同じやん!…という気がしてしまいました。 で、続いてはマッコイのピアノ・ソロなんですが、これも出だしの部分はテーマ・メロディの再提示でありますな。とにかくリピートすることによってリビドーを高めていくという方針のようですが、 (中略) 続いてはドルフィーのソロでありますな。 トレーンの 「マイ・フェバ」 は他にも腐るほどあるので、個人的には彼のプレイに多くのものを期待していたんですが、吹いているのがフルートということもあって、演奏としては意外と… (後略) 。
肝心な部分を略すなって!…思わずにはいられませんが、フルート・ソロに続いては、テーマに戻って、おしまい。…と思わせておいて、その実、かなりしつこくトレーンのソプラノ・ソロが繰り広げられることになります。 いや、ここでの吹きっぷりは確かに極めて自己が開放された圧倒的に雄大な音空間でありまして、隆夫クンの言ってることもまんざら大嘘というわけでもありませんな。 ま、表現がちょっと大仰だぎゃあ。…という気がしないでもないんですけど。 とまあそんなことで、2曲目に進みたいと思うんですが、その前にちょっと簡単に今日の試験について振り返っておくと、あれほど一生懸命に覚えた “ニジンスキーは人参が好きっ♪” が出なかったのが、あまりにも無念でありました。 ま、その代わり、イチジクのほうは登場したんですけどね。一軸式ガスタービンという形で出題されたんですが、まさかイチジクがガスタービンになるとは思いもよらなかったので、その問題を目にした瞬間はかなり焦ってしまいました。とりあえず適当に答えてはおいたんですが、あとでこっそりテキストを見たら、思いきり間違っておりました。不覚です。今後、イチジクは一字一句漏らさずに覚えておこうと思った次第でありますが、そんなことで2曲目は 「ボディ・アンド・ソウル」 でありますな。日本名 「身も心も」 。 僕は海老の天麩羅が大好きで、身もコロモも、どっちも美味しいよね。…と思っているんですが、この 「身も心も」 という曲もけっこう好きだったりします。 しみじみと味わい深いバラードで、特にテナーの音色とは相性バツグンなんですが、ここでのトレーンはミディアム・テンポで、完全に “モードの素材” と割り切って、かなりぞんざいな扱いでこの名曲に取り組んでおります。いけません。 ちなみにこの曲だけは他の3つと録音日が違っていて、ドルフィーも参加していないないので “ソソられ度” はやや低めなんですが、純粋にトレーンのソロに耳を傾けてみると、それなりにけっこう壮絶なサウンドだったりするんですけどね。これもこの曲のひとつの表現方法だよな。…と、前向きな評価をしていいかも知れません。
ということで3曲目です。 「ミスターPC」 はコルトレーンの有名なオリジナルでありますな。タイトルにある “PC” というのはパーソナル・コンピュータの略ではなく、 “ぱんつチェック” の略でもなく、個人的にチェック柄のパンツというのはけっこう好きだったりするんですが、試しに “チェック柄のパンツ” でサイト検索してみたら 「秋のオシャレにチェック柄のパンツはいかがですか!? 」 というのがあって、とってもよさそうだね♪…と思ってクリックしてみたら、何や、ズボンのことかいっ!! 思わぬ時間の浪費でありましたが、この曲はアレです。ベーシストのポール・チェンバースに捧げられたものですよね、多分。トレーンのオリジナルにしてはノリがいいので僕はけっこう好きなんですが、イントロ無しでいきなりテナーとアルトのユニゾンでテーマが演奏されていて、それもあっという間に終わってしまって、そのままコルトレーンのテナー・ソロへと突入する。…という流れでありますな。 根はハード・バップの曲であるような気がするんですが、ここでのトレーンは完全にモード奏法で料理しておりまして、コルトレーンのソロはとにかく壮絶の一語に尽きる。己の全てを出し切った精力的なプレイからは、彼の持つ全音楽性が表出されたものとして傾聴に値しよう。…という隆夫クンの解説もそれほど大仰では無いと言っていいのではなかろうかと。ただ、日本語としてはちょっぴり怪しいんですけどね。 己の全てを出し切った精力的なプレイからは…の “から” の部分が余計なような気がします。殻付き牡蠣というのは “殻” が付いてナンボの食べ物だと思うんですが、世の中、なんでも “から” を付ければエエちゅうもんちゃうぞ!…と、僕は言いたいです。 ついでに言うと、お店で580円くらいのものを買って1000円札を出した時にレジの姉ちゃんがよく使ったりする、 「1000円からお預かりします。」…の “から” も余分だと思います。 この問題に関しては これほどまでに 激しいパニック症状を訴える人もいるくらいなので、早急に改善する必要があると思うんですが、しかし何ですな。 “jazz giant” も初期の段階では、この程度の曲解説で十分に読者のみんなも納得していたんですな。 最近のこのコーナーはあまりにも長過ぎて、おまけにナガナワ過ぎて、読んでいるほうとしてもいい加減うんざりだと思うんですが、ドルフィーとしても同じ気持ちだったんでしょう。 尚も饒舌に吹き続けようとするトレーンを制するように、いきなり飛び出してくるアルトが何ともスリリングでありまして、その2人の鬩ぎ合いがこの演奏の最大の聴き所であると言えましょう。 いずれにせよ、出た瞬間にソレと分かるドルフィーの超絶な個性は、凄いっ!…と思いますね。 で、アルトに続いてマッコイのソロがあって、その後はテナーとドラムスの絡みで大いに盛り上がって、更には、しつこいくらい壮絶なトレーンのソロでエクスタシーは頂点に達して、でもって、テーマに戻って、おしまい。
ということで、ラストです。 いや、全4曲だと勝負が早くていいんですが、最後はえーと、 「マイルス・モード」 という曲ですな。 別名 「ザ・レッド・プラネット」 としても知られるトレーンのオリジナルでありまして、いかにもザ・赤い惑星らしいレッドでプラネットな曲調となっておりまして、マイルスのモードという名前もあるくらいだから、モード曲なんでしょうな、多分。 けっこうバーティカルだったりするので曲そのものはあまりモードっぽい感じがしないんですが、アドリブ・パートは典型的にソレっぽかったりしております。コルトレーンのあまりの咆哮ぶりは芳香族化合物が好きな僕でもちょっぴり持て余してしまうんですが、ところで芳香族のベンゼンとかって、そんなに芳香ですかね? 芳しい香りというより、ただ単に防虫剤臭いだけやんけ!…と思わずにはいられませんが、そう言えば小学生の頃、別にハレの日でもないのに “よそいき” の一張羅のドレスを着ていた女子児童がいて、それがとっても防虫剤臭かったのが災いして、しばらく “防虫剤” というあだ名で呼ばれて、虐められたりしておりましたな。 ああん、本当なら “お嬢様♪” と呼ばれる筈だったのにぃ。…と、その女子児童がすっかり芳香族嫌いになってしまったことは想像に難くありませんが、そうこうしているうちにトレーンの咆哮は終わって、いつの間にやらドルフィーのアルトに転じておりますな。 この人も本来なら超絶的な個性で他を圧倒することになるんですが、コルトレーンのソロの後で聴くと、意外と大人しく思えたりもします。 ま、演奏が進むにしたがって、次第に空気がドルフィー色に染まることになるソマリア人。…といった感じになってくるんですが、僕の個人的な見解として、ドルフィーとコルトレーンというのは、さほど相性がいいというワケでもないよな。…という気がしないでもありません。 仲良しだったみたいですけどね、この2人。 そういえば今日の試験で、排水機場の据付工事に関する体験記述みたいな問題が出ていたので某・笠郷池辺排水機場での工事の話を書いたんですが、あの時の現場監督のナ○ヨシ君はとってもウザい奴やったよな。…ということを思い出して、ちょっぴり不愉快になってしまいました。もし試験に落ちていたりしたら、ナガ○シ、お前のせいや! ちなみに “○ガヨシ君とは仲良しになれない話” は ここ にありますので、もしよかったら見てやってください。 ナガナワ君も登場しております。 ということで、今日のところは、おしまい。
【総合評価】
音質が悪いだけで、ぼくちゃん、我慢出来ない!…という温室育ちの人には我慢できない1枚かも知れません。ま、所詮は私家録音ですからなぁ。 熱心なコルトレーン・マニアならそれなりに楽しめるかも知れませんが、そうでなければ、それなりの覚悟が必要な1枚ではあります。 でもって、ドルフィー好きにとっては…微妙ですな。 ま、 「ミスターPC」 で、コルトレーンから強引にソロを奪う瞬間だけでも、十分に楽しいっ♪…という気はするんですけど。