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今年も年賀状を書く季節になりました。どういう内容にするか考える前に、まずは宛名印刷のために1年間埃をかぶっていたプリンタを動かしてみるか、とプリンタのスイッチを入れたところ、電源が入りません。あれ、と思い、何度も電源を入れ直してみるのですが、スイッチを押している間は動作ランプが点灯しますが、スイッチを放すとまた消えてしまいます。電源コードを何回も確認してみましたが、原因は不明。と言うよりも、これは明らかに電源関係の故障です。
我が家のプリンタはもう9年近く前に購入したキャノンのBJ-10V。おお、あれね、と頷く方は、結構古いパソコンマニアです。ノートパソコンにぴったりのコンパクトなプリンタとして当時大ヒットした製品ですが、寄る年波には勝てなかったのか、去年もインクの出方がおかしくて、四苦八苦しながら宛名印刷をしました。最近はデータをプリントアウトする時は、会社のプリンタで出してしまうため、BJ-10Vを使うのは年に1回、年賀状の宛名印刷だけです。たださえ古いプリンタなのに、これだけ動かさなければ調子が悪くなってしまうのも当然かも知れません。
さて、どうしたものか、とにかく年賀状の宛名印刷だけは何とかしないといけません。当然考えたのは、新しくプリンタを購入すること。最近の写真画質のカラープリンタなるものは、相当にキレイに速く印刷できるらしいので興味はあります。2年前にテニスサークルの女の子がプリンタが欲しいと言うので、一緒に大須巡りをして買い物をしたことがありますが、あの時からさらにプリンタは進化しているのでしょうか。
パソコン雑誌で情報を仕入れ、大須のショップを回ってみましたが、どれもこれも高機能で迷うばかり。ただ自分は年賀状の宛名印刷をしたいだけなのに、あまりにも高機能過ぎて困ってしまいました。それに良く考えてみたら、デジカメもスキャナも持っていないのに、写真画質で何をプリントアウトするというのでしょうか？写真は従来のカメラで撮影して現像した方がキレイで安価です。それに年賀状の裏は相変わらずプリントゴッコで制作する予定ですしね。
うーん、と困っている時に、ふと閃きました。そう、会社の同僚Ｙ田さん。彼の家のプリンタもBJ-10Vのはず。僕がやはり8年ほど前にエプソンの98互換機（懐かしいでしょ？古い方）と一緒に彼に買わせました。今では全然パソコン自体を使っていないようなことを言っていたので、あれを貰ってしまいましょう。なにせ我が家にはBJ-10V用のインクカートリッジが未開封のまま2本も余っています。シートフィーダもあるのに、このまま無駄にするのは癪です。せめてインクカートリッジを使い切るまではBJ-10Vを使いたいものです。うーん、根っからの貧乏性だなぁ。
早速本人に聞いたところ快諾を得られました。iMacが欲しいというので、それならなおのことUSB接続できないBJ-10Vは無用です。貰うというよりも長期借用ということですが、とにかくこの冬の数万円の出費は避けられそうです。もっとも、Ｙ田さんの家の奥深くにしまいこんであるBJ-10Vが無事救出されたら、の話ですけどね。それにずっと使っていないそうですから、ちゃんと動作するかどうかもちょっと不安ですし。年末の慌ただしい時に、壊れたBJ-10Vを2台も抱えて、焦ってプリンタを買いに走るようなことだけは避けたいですけどねぇ。
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