幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 11月24日 ● エスパルス優勝。

 ついに清水エスパルスが最終節を待たずに悲願の初優勝を決めました。グランパスファンとしては、9連勝してここまで追い込んだのに届かなかったのは残念ですが、それでもエスパルスの優勝は良かったなと素直に思います。

 「日本のブラジル」と呼ばれるほど清水は日本一のサッカーどころ。好選手が続々と輩出し、日本代表も半分くらいは清水出身の選手だったりすることもあります。にも関わらずエスパルスは一度は経営不振から解散かという瀬戸際まで追い込まれました。その後は地元ファンの熱いサポートに支えられて頑張ってきての栄冠だけに、Jリーグの理念にもかなう見事な優勝だと思います。

 今回J2陥落を早々に決めてしまったベルマーレ平塚も、親会社のフジタがJリーグからの撤退を決めたために経費削減を余儀なくされ、そのまま弱体化してしまいました。J2での出直しもかなり厳しいものがあると思いますが、エスパルスがここまで頑張っているんだから、改めてベルマーレの巻き返しも期待したいところです。

 さて、これでチャンピオンシップはファーストステージ優勝のジュビロ磐田との静岡ダービーになったわけですが、そのジュビロ、セカンドステージは完全に優勝争いを捨てて調整に走っていました。これでジュビロが勝ってしまったら、セカンドステージはなんだったのか、ということになってしまいます。個人的な感情論というだけではなく、Jリーグのありかたとしても、これはまずいんじゃないでしょうか。

 かつてプロ野球パ・リーグでも2シーズン制を導入していた時期がありました。この時も前期に優勝したチームが、後期を捨ててプレーオフに絞った調整をして優勝したことがありました。しかし捨て試合を見せ続けるのは興行としてのプロスポーツとしては致命的な裏切りだと思います。案の定10年でパ・リーグはまた1シーズン制に戻してしまいましたが、Jリーグも今のあり方を考え直した方がいいんじゃないでしょうかね。

 
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