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●本当に岡田続投でいいのか。(97/11/29)日本サッカー協会はW杯フランス大会も岡田監督でいくことを決定したそうです。以前にも書いたように、予選のピンチに登場し曲がりなりにも初出場を決めたわけですから、岡田監督にとりあえずの非はありません。人気も盛り上がっていますし、簡単にクビを切るわけにはいかないでしょう。しかし、やたらと彼を祭り上げるのもおかしな話です。冷静に振り返ってみれば、岡田監督の采配は特に変わったことをしたわけでもなく、普通に試合をしただけです。岡田が今のチームを作ったわけじゃないし、戦術を徹底的に仕込んだというわけでもない。あくまでも今の代表は加茂前監督の作ったものです。なのに2002年までずっとやってくれだの、五輪代表の監督もやれだの、まるで岡田を魔法使いかなにかのようにおだてまくっています。しかし、かつて一度も監督経験がないままに、前任者のチームを借りてW杯に臨んだ監督というものが世界にあるのでしょうか?●伊勢戦国時代村。(97/11/28) 取材で『伊勢戦国時代村』に行ってきました。日光江戸村と同じ系列のテーマパークで、こちらでは地域性を考慮して信長・秀吉・家康と伊賀忍者あたりが主役になっています。シンボルは金ぴかに輝く安土城。なぜ伊勢に安土城かはともかく、施設全体にお金はかかっていますし、5つもの劇場で演じられているパフォーマンスも、なかなかしっかりとしています。驚いたのは、スタッフ全員、それもお客さんの前に直接出ることのない事務の人までが、みんな時代劇の衣装を身につけて仕事をしていることです。あれは事務作業には非効率的だと思うのですが、それでも頑張っている点には本当に頭が下がる思いでした。●どーだパンツ。(97/11/27) 4ヶ月前に決めたATC初の大型合宿「シーガイア合宿」ですが、随分先の話だと思っていたら、いつの間にかもう今週末に迫っていました。JTBでクーポン券も受け取り、メンバー各自いろいろと準備に追われているようです。今までのんびりとしていたのに、ここにきて急に水着を買いに走ったりしている女性メンバーもいます。真夏に買っておけば安かったのにねぇ。今だと数もなくて大変です。●日本代表に「ありがとう」は変だぞ。(97/11/26) なんかW杯に出場が決まって以来、未だにマスコミの間では熱狂が覚めやらぬ模様ですが、気になるのはW杯出場は「日本国民の悲願」で「夢を叶えてくれてありがとう」という報道のニュアンスです。いつからそんな大それたものになったんだ?前回の「ドーハの悲劇」からマスコミが急に盛り上がっただけで、それまでもずっとサッカーはやってたんだ、という古いファンならではの突っ込みはやめるとしても、たかがサッカーのことです。そんな日本人全員が興味があるはずもないのに、まるで「一億火の玉」という戦時中のようなスローガンを掲げるのはやめて欲しいものです。もっともこれはマスコミの常套手段で、天皇が死ねば「国民全員が悲しみ」、総会屋事件には「国民全てが怒る」ことになっていますが、実はそうでもないことは、それこそ「国民全てが」知っています。●なぜ欽チャン?(97/11/25) さっぱり盛り上がらない長野五輪ですが、着々とその日だけは近づいてきています。先日、閉会式の司会者が発表されました。その人は萩本欽一(56)、そうあの欽チャンです。うーん、なぜ今さら欽チャンを起用するのか、さっぱりわかりませんね。この長野五輪、総合プロデューサーは劇団四季の浅利慶太氏ですが、これまでも開会式の時に力士にプラカードを持たせるなんて暴挙を決めたり(本当にまわし一丁で真冬の長野の戸外に立たせる気でしょうか?みんな風邪引いて春場所が成立しなくなるんじゃないのかな)、聖火点灯者でもいろいろ揉めたりしていて、「なに考えてんだか」状態なんですが、今時欽チャンを最後の大舞台の司会に起用するというのも、相当にずれています。日テレの24時間テレビの司会だって、随分前に降ろされているんだぜ。誰か止めてやれよ、ほんとに。●異端大関の優勝と引退。(97/11/24) なんだか冴えない九州場所が終わりました。冴えなかった原因は明らかで、期待の若手力士がことごとく不調に終わったことにあります。場所中に栃東・出島は怪我、栃乃洋も場所前の病気で稽古不足、玉春日・魁皇・土佐の海も体調不十分、唯一武双山だけが11番と星をあげましたが、上位に勝てなかったところに歯がゆさが残ります。で、優勝は相も変わらず貴乃花かと思いきや、異端大関貴ノ浪でした。これは評価できます。今場所の貴ノ浪の相撲は迷いが吹っ切れたような、とにかく異端と言われようと自分の特性を最大限に生かし切った大きな相撲をとり続けました。ようやくあの相撲が自分の型になったんだな、という印象です。後は苦手の曙・武蔵丸をもあの相撲で勝てるようになれば、貴乃花に負けない横綱にもなれると思います。もっともあの貴ノ浪のことですから、そんな立派な相撲取りになるよりも、今のままの方が見ている方も楽しいかも知れません。●山一と辰吉。(97/11/23) 拓銀が破綻した時に日本がW杯出場を決めました。今回また山一証券の経営破綻と辰吉の世界チャンピオン復活が同じ日に重なりました。日本経済の激変を象徴するような事件が起きると、それに呼応するかのように明るいスポーツニュースが入ってくるなんて、誰か計算しているんじゃないでしょうか?人心をいたずらに乱してはいけない、とか考えて。山一証券は自主廃業を決めたそうですが、不正な取引があったらしい、ということで今後捜査が進むと、刑事事件として追求されるかも知れないとか。つくづく一般社員にしてみれば、経営陣は何をやっていたんだ、と腹立たしいことでしょうね。●川口の強運。(97/11/22) 最近は逆指名制度によってドラフトの人生模様も味が薄くなってしまいましたが、注目の平安高校川口投手は、4球団の指名を受けながらも本命のオリックスが交渉権を獲得、強運ぶりを示しました。甲子園で見せた小気味よいピッチングとビッグマウス、それにこの運の強さは、とてもプロ向きの性格だと思います。仰木監督のもと、早く球界を代表するようなサウスポーに成長して欲しいですね。●ワイン、日本映画、ポケモン。(97/11/21) 「週刊朝日」の中での高橋源一郎の言葉「ワイン、日本映画、ポケモン」。もちろん、今ブームになっているものです。ポケモンの人気の凄さについては先日書きました。ワインブームは「江川の食卓」なんて番組ができるくらいですから、これも相当流行っていることは見当がつきます。確かに僕も最近は赤ワインでチーズ、なんてこともたまにやったりしますし。そうそう、先日女の子と2人、喫茶店と間違えて高級イタリアンレストランに入ってしまい(間違えるなよ)、仕方なくワインセットなんてものを頼んだら、もの凄く美味しい赤ワインとチーズを出してくれました。当然高かったけど。なにせお茶のつもりが1万円超。哀しい。どうせ間違えて入るならホテルだよな(笑)。●紅白の司会者に中居くん。(97/11/20) 最盛期ほどではないにしろ、未だにNHKの紅白歌合戦は視聴率50%を稼ぐ日本一人気のある番組です。なにせ先日のイラン戦ですら47.9%ですからね、さすが腐っても紅白。で、とりあえず恒例の司会者が発表されたのですが、紅組の和田アキ子はいいとして、白組はなんと中居正広。うーん、石橋貴明ならずとも「おいおい、だいじょーぶかよ、中居くーん」って感じです。確かに中居くんは、いろいろな番組で司会役をやっていますが、決してどれもこれも誉められた司会ぶりではありません。なにせボキャブラリーは乏しいし、大して面白いアドリブが言えるわけでないし、よくかんでいるし。まあ人畜無害な人柄だけで可愛がられているだけのキャラクターです。去年の松たか子は、もうひたすら台本通りに決められた台詞を言っているだけで「頑張っているよね」という評価を得られたでしょうが、中居くんはそんないかにもNHK的な台本読んでいるだけでは面白くないでしょ。●誰もエジプトに行けない。(97/11/19) エジプト南部ルクソールで起きた惨劇は実に衝撃的で言葉もありません。無防備の観光客を並べて30分にわたって乱射し続けるなどということは、普通の神経ではとても考えられないことです。荒唐無稽な小説や映画ですら、もう少しまともです。エジプトではなんと1992年からすでに繰り返しこうした観光客を襲撃するテロが相次いでいたそうです。外国人の排斥と、エジプトの主たる収入源である観光収益を減らすことが目的だそうですが、確かにこんな現状では誰もエジプト観光になど行こうとも思わないことでしょう。それにしても、こんな暴力がこの世の中に未だ存在すること、それ自体が絶望的な気持ちにさせられます。人類はいつまでこんなに愚かなのでしょうか。●拓銀も経営破綻。(97/11/18) 準大手の三洋証券に続いて、今度は都銀の北海道拓殖銀行の経営が破綻してしまいました。拓銀が危ない、と言う話は以前から聞いてはいましたが、まさかこんなに早くバッタリいくとは思いませんでした。なにせ曲がりなりにも都銀ですからねぇ。北海道銀行と合併するという話だったのに、報道によるとそれも道銀が拓銀に対する不信感から手を引いていたということで、もうとっくにどうしようもないところまで来ていたんですね。●死闘イラン戦。(97/11/17) とにもかくにもW杯出場を決めた日本代表。結果が全てのスポーツの世界、見事に結果を出した今回の日本代表、そして岡田監督を称えたいと思います。特に今日のイラン戦は、まさに死闘と呼ぶに相応しい熱戦でした。中山の先制ゴールで1点リードしながら後半逆転された時には、「またか」と思った人が多分日本中に2500万人くらいはいたと思います。ところがカズとゴンを揃って交替させるという思い切った岡田采配が効を奏して、城の同点ゴールで延長戦に突入。イランのGKの負傷というアクシデントもあって、最後は中田が切り込んで岡野のVゴール。日曜の深夜までテレビ前で応援していた3000万人くらいのファンは、本当に夜更かしして良かった、と思っていることでしょう。●日本中サッカーファン。(97/11/16) いよいよマレーシアでイランとの第3代表決定戦。スポーツニュースに限らずマスコミは必ずこの試合の事に触れるし、街中あちこちでみんなサッカーの話に花を咲かせています。前回「ドーハの悲劇」の時ですら、ここまで国民的関心事にはなっていなかったと思います。フジテレビの視聴率は40%を超えるのではないでしょうか。ちなみにフジテレビが中継すると負けないという「不敗神話」があるそうです。 |