「毎日よく更新できるね」と言われることがあります。毎日って言ったって、本当に毎日更新しているのはこの「コーカイ日誌」だけなんですが、日記をつけたって三日坊主に終わる人にはとても信じられないらしいです。
まあweb日記は従来の日記と本質的に違います。従来の日記は自分だけが読者であり、自分だけのために書くものですが、web日記は日記というよりも発言ですから、それを聞いてくれる人が多ければ多いほど書く方には続ける理由になります。そしてまた毎日書き続けることで、アクセスしてくれる人も増えるのですから、ますます書く励みになるという好循環をもたらします。
とは言え、僕もこの「コーカイ日誌」を書くのに、あまり情熱を注ぎすぎたりすると疲れるし生活の他の部分に影響が出かねないので大抵は適当に書き流しています。仕事で力を入れずに意味さえきちんと伝わればいいというようなコピーを書くときと同じくらいのエネルギーしか注いでいません。
いわば簡単なコピーもこの「コーカイ日誌」も所詮はルーティンな作業であり、適当に流して書くようなものなのです。時間だって15分くらいしか使っていません。そうでなければ、とても毎日書き続けるだけのエネルギーが続かないからです。この「コーカイ日誌」が3年を超えて続いているのも、手抜きゆえです。
ところが世の中にはもの凄く凝ったweb日記を毎日書き続けている人たちがいます。もちろん、そういう日記は人気も高くアクセス数も図抜けていますから、書いている本人にはそれがまた励みになるのかも知れません。
ただ不思議なのは、それだけの時間と情熱を注いでいて、自分の実生活に影響は出ないのかということです。これはどう見たって2時間は最低かかるだろう、というようなページを毎日更新している人々の日常はどうなっているのか、実に僕には興味深いものがあります。
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