幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 11月2日 ● 忙しい=充実しているではない。

 最近とっても忙しい毎日を送っています。主に夏の間は余裕があった仕事がバタバタと立て込んでいるせいですが、それに加えて秋はイベントの多い季節。子どもたちの行事に付き合うことも増えていますし、なにより大会などが多く、テニスしている時間が長くなっています。

 こうして公私ともに多忙だと、他人は「充実していて羨ましいですね」などといったお追従めいた言葉を投げかけてきますが、バタバタしている本人にしてみれば、果たしてこれが「充実している」状態なのかどうか、甚だ疑問です。

 中学生の頃に、やはり本来の授業と友達付き合いの他に、クラブや生徒会活動なども手を広げていたため、やたらと忙しい時期がありました。職員室で先生に「忙しいというのは充実していて良いことだ」と言われたので「先生、忙しいという字は「心を亡ぼす」と書くんですよ。忙しいことが良いとは限らないじゃないですか」などと反論したことがあります。今思えばつくづくイヤなガキですが、ただ基本的なスタンスはそれから25年経った今でも変わっていません。

 忙しいと、とにかくじっくりゆっくりということができなくなります。単にバタバタしているのが好きな人はともかく、僕の場合はじっくり腰を落ち着けて何かをしている時の方が「充実感」は感じることができるので、できる限り余裕のある時間を作る努力をしています。

 そう、時間は作るものだし、ようやく努力して作った時間を他人にズカズカと入り込まれて無駄にしたくはありません。「お時間ありますか?」と聞かれた時に、「時間はあるが、この時間は努力して作った時間だから、あなたのための時間はない」と答えたいのが本心です。でも「ああ、大丈夫ですよ」って言ってしまうんだけどね。
 

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