メルボルン特別合宿レポートその3
〜暴走絶頂篇〜


その2〜混迷邂逅篇〜へ

Jan.22(thu)

9:00 マックで朝食

メルボルンの朝は早い、ということもない。バカをさらし続ける四人組は9時にホテルのロビーに集合して朝食に向かう。中華街にあるホテルだけに、近くに朝食を食べられる店は多い。にも関わらず、敢えて遠いマックへと足を向けるのだ。なぜって?そりゃバカでも安心だから。

ホテルから歩くこと数分。ようやく見つけたマックに入り、3ドル99セントで朝マック。4ドル出すとお釣りに5セントを貰いみんなで首をひねる。「儲けたのかな?」。どうやらオーストラリアでは1セント硬貨が流通していないらしい。5セント以下は全部5セントになるようだ。四人でテーブルを囲みながら「やっぱりマックは安心だね」となごむ。リーダー川上が席を立とうとして、椅子をひっくり返す。これは去年藤枝合宿で見たのと同じ光景だ。重いリュックを椅子の背もたれにかけるものだから、席を立つたびに椅子がひっくり返るのだ。

ヒロさんから拝借した携帯電話の使い方がなかなかわからない。とりあえず発信履歴を出せるようになりたいのだ。そうすれば相手の電話にかけやすくなる。他の高機能はいらないから、リダイヤルだけでもしたい!ああでもないこうでもないと、ずっとマックにいる間いじくり回していて、ようやく何とかリダイヤルだけはできるようになった。良かった良かった。

10:00 全豪オープン会場

ともあれ、マックを20分くらいで出る。ロッドレーバーアリーナの試合は11時開始、他のコートは10時開始なので、10時に会場に行って良い席を取ろうというもくろみだ。マックの目の前にいたタクシーに四人は乗り込んだ。「今日は僕が助手席に乗りますよ」とエドちゃん。毎回リーダー川上が助手席では可哀想だと思ったのか、マックで元気が出たエドちゃんは颯爽と助手席で「We want to go to Australian open!」と告げる。タクシーはきっちりロッドレーバーアリーナの正面に着いた。昨日とは大違いだ。

今日はチケットがあるから、昨日のようなバカな騒動は起こさずに済む。四人組の作戦は、まずロッドレーバーアリーナに入って第1試合のフェレーロが見やすい席を確保することだ。アリーナに入ってゲートにいた係員にチケットを見せたところ、その係員が「17番ゲートに行け」と言う。へ?と思ってチケットを見たら、確かに右肩にGATE17と記されているではないか。何と言うことだ、ちゃんと見ようよ、きっと正面の良い席は入れないんだよ、などと話しながら17番ゲートへ。そこにいた係員のおねえさんにチケットを見せると入れと言うので、意気揚々と中へ。広い。まだアリーナの中は閑散としていて、ほとんどスタッフ以外に見あたらない。これなら席は選びたい放題だ、と思った時、別の係員の女性が近づいてきた。なに?席はわかるかって?どういうこと?え、案内してくれるの?階段登れって?ここなの?ここに座らなければならないの?

まさに「バカの壁」である。なんとロッドレーバーアリーナは全席指定だったのだ。チケットを見ればゲートだけではなく、ちゃんと座席も「CC 579」と書いてある。それもデカデカと!なんで今まで気づかないんだ、誰も。11時試合開始なのに、1時間も前に来て席を取ろうなんて、誰が言い出したんだ?本当にバカばっかり、と言うか、外国だからバカになってしまうのか?それにしてもひどいドジだ。

1分くらい呆然と席に座っていたが、当然まだ試合は始まらないし、席があるんだから確保しておく必要もない。よろよろと立ち上がった四人は、とりあえず他のコートの試合を見に行くことにした。まずは、マーガレットコートアリーナで17才の新鋭ラファエル・ナダル(←ちなみに選手の写真はほぼ同じズームで撮っているので、コートによっての見え方の差も感じてもらえると思う)を見る。サウスポーから切れの良いサーブを打ち出すナダルは、とても17才とは思えない。

簡単に勝ちそうだったので、グランドコートを見に行くことに。フランスのクレモンがダブルスを戦っていたが、それよりも目を惹いたのは10番コートのダブルス。2mを超すツアーナンバー1の巨人クロアチアのカルロビックがダブルスをしていた。サーブがすごい。見たこともないような高さから急角度でコートに剛速球が突き刺さる。グランドコートだけに目の前でそれを見ることができるなんて、まさにグランドスラムならではの醍醐味。アルゼンチンのガウディオと組んだカルロビックは、相手のスペインペアを見事に粉砕した。サッカーW杯でお馴染みの赤白クロアチア応援団が盛り上がる。

11時になったので、ロッドレーバーアリーナに戻り、フェレーロ(→)の試合を見る。こちらも強い。淡々と試合を進めながらゲームを奪っていく。ただ、正直物足りない。確かにフェレーロを見られるのは良いのだが、なにせ遠いのだ。先ほど目の前でカルロビックのサーブを見てきただけに、遠くの方でボールを打ち合っていても迫力が全然感じられない。と不満に思っていたら、なんとリーダーがリュックから双眼鏡を取り出した。さすが重いには理由があるね。そんなものも持参していたのか。少し覗かせてもらったが、確かに良く見える。もっとも試合は見えなくなるから、ずっと覗いている訳にもいかないが。

結局フェレーロが1セットを取ったあたりでまた外に出て、今度はショーコート2番の杉山愛vs小畑沙織を見に行く。注目の日本人対決。観客席には森上も浅越もいる。ヒロさんもいた。全豪を見に来た日本人が続々と集まってくる。もちろん第8シードの杉山が勝つだろうが、小畑も善戦して欲しい。と言うか、あまり一方的な試合になるとつまらないな、と思って見始める。その時。リーダーのリュックからビデオカメラが出てきた!なんとそんなものまで持ってきていたのか。そりゃ重いわけだよ。「ロッドレーバーアリーナでは撮影しちゃいけないって書いてあったので」と言いながら杉山と小畑を撮影し始めたリーダー。うーん、恐ろしい奴。このリュックはドラえもんの四次元ポケットだろうか?まだ何か出てくるのかな?興味津々である。

立ち上がり小畑が好調で、左右にストロークを打ち分けて杉山を振り回す。苦戦する杉山。特にファーストサービスが入らないのでキープができない。第1セットは6-4小畑。これは面白くなった。 第2セットに入っても小畑が好調、というよりも杉山が空回り。一気に4-0小畑リードとなった時には、さすがに観客も異変にざわつき始めた。しかし、杉山がようやく5ゲーム目を取ってからリズムが出始めた。小畑が勝ちびびったか、一気に差が詰まる。4-2、5-2、5-3、5-4。しかし最後まで杉山はサーブが入らない。結局第2セットも6-4で小畑。杉山は2回戦で散ってしまった。

 

会場で食べ物を買って、ランチにしながらさらに観戦は続く。三たびロッドレーバーアリーナに戻って、今度はキム・クリスターズだ。強い。またたく間にゲームを取っていく。栗田はあまりの退屈さに3ゲームで席を立ち、一人でグランドコートへ。

8番コートでロシアのミスキナ/ズボナレバ組(←)が戦っていた。女子のTOP10選手と言えども、ダブルスではこんなコートに回されるのかと思いつつ、コートサイドで見つめる。遠くのクリスターズよりも近くのミスキナだよ。相手は金髪で大柄のスウェーデンのスベンソンと小柄で真っ黒に日焼けした中国のツーのペア。これはロシアペアの勝ちだろうと思ってみていたら、でこぼこコンビが良いダブルスをする。ただ強打だけのロシアペアに対し、小技を駆使して対抗。6-4、6-2であっさりと勝ってしまった。これまたサッカーでお馴染み黄色と青のスウェーデン応援団が大喜び。

そうこうしている間に、クリスターズはあっさりと6-0、6-0で勝ってしまったとうみりんから携帯で連絡が入る。で、今はマーガレットコートアリーナのヘンマンを見ているから、と言われて、栗田もそちらに向かう。ヘンマン(→)。すごい人気だ。ヘンマニアはウィンブルドンだけではないらしい。ポイントを決めるごとに大騒ぎ。イギリスの旗を掲げて応援するオジサンもいる。あれ、あのオジサンは昨日もいたぞ。ドイツの旗を掲げていたけど。実はこのオジサン、何と世界各国の旗を何十枚も箱に入れて持っていて、どこのコートにも現れて選手の応援をするのだ。誰かがポイントをあげると、すかさずその選手の国の旗を掲げる。国籍お構いなしの国際人である。我々は何回もこのオジサンを目にして「フラッグおじさん」と名付けた。

ヘンマンの試合の後は、トーマス嶋田のダブルスだ。10番コートに移動する。なんとリーダー川上の斜め後ろには杉山愛が座って観戦。試合よりもそっちが気になる。さっき負けたショックはまだ残っているだろうなぁ。でも笑顔だ。試合はトミーペアが押され気味。トミーはフォアボレー、ペアのペルーはバックボレーのミスが目立つ。4-6、4-6でストレート負け。善戦と呼ぶべきかも知れないけれど、あれでは辛いだろうなぁ。勝てそうな気がしなかった。杉山はトミーが負けても笑顔のまま引き上げていった。エドちゃんが「杉山って小柄だねぇ」と感心していたが、本当にカラダも華奢で、あれで世界のTOP10というのは大したものだと思う。頑張れ愛ちゃん!

いよいよ6番コートで浅越/小畑のダブルス。なるべく見やすい席に陣取る四人。と言っても、三人は前から4列目に並んで座ったのだが、リーダーだけは2列目。孤高の人だ。なんだか途中でサングラスをなくしてしまったそうで落ち込んでいる。ブツブツ文句を言っていたが、またエドちゃんに「それは誰が悪いんですか?僕ですか、川上さんですか?」と突っ込まれていた。

試合は滑り出しから日本人ペアが好調。杉山を午前中に破った小畑はその時と同じウェアを着ている。験をかついでいるのか?でもちゃんと洗ったのかな?まあそれは良いとして、試合はさくさくと進み、あっさり6-1、6-4で日本人ペアが勝ってしまった。盛り上がる日本人応援団。笑顔の小畑と浅越。戻ってきたところにサインを求めるファンが並ぶ。

お?あれ?リーダーだ!リーダーが小畑の前で色紙を出している!ちゃんとあの重いリュックには色紙も入っていたのか。さすが四次元リュックだ。見事に小畑のサインをゲットしたリーダーは、次に浅越の前にも並ぶ。手には新しい色紙!一体何枚色紙を持ってきたんだ、リーダー!浅越は小畑と違って面倒臭そうにサインをしていたが、何とかリーダーは浅越からもサインをゲット。子どもたちに混じって並んだ甲斐があったぜ、リーダー!二枚並べてほくほく顔である。特に小畑はサインも対応も丁寧で、とてもリーダーも気に入ったらしい。りんちゃんよりも小畑にしたら?サングラスなくした代わりに良いことあったじゃん、とみんなから言われるが「でもサングラスはお金払っているから」と相変わらずブツブツ言うリーダーだった。
  

ほぼ見るべきものも見て今は19時。そろそろ帰ろうということになる。今日は途中でロッドレーバーアリーナ内でお土産にTシャツを買ったが、公式グッズがもっと買いたいのにショップが少ないね、と言っていたら、ちゃんと大きな店を発見。その名もズバリ「Australian open shop」。まんまだ。相変わらずバカの壁。こんなに品物が揃っているショップがあるのなら、ここでゆっくり買い物をすればいいじゃん。と言うことで、みんなグッズを物色する。栗田とエドちゃんは今日は見るだけにして明日買い込もうと思っていたのだが、リーダーはさっさとTシャツを何枚も買っていた。三人がショップの外で待っているのに、悠然と買い物をするリーダー川上。待ちくたびれたエドちゃんが呼びにいって、ようやくショップから出てきた。相変わらずマイペースである。

会場を出てタクシー乗り場に向かう。川上くんが先ほど買った伝票を見ながら「おかしい、合わない」と首を捻ってブツブツつぶやきシロー。どうしたのかと聞くと、3枚買ったはずのTシャツが4枚カウントされているとのこと。確かにそうなっている。「ひどいなぁ、あの店員」と怒るリーダー。「やっぱり今日はついていない日だ。サングラスもなくすし」と言うので、エドちゃんがまた怒る。「だからそれは誰が悪いんですか!」確かに、打ち間違えた店員も悪いが、カードで支払うのだから金額をきちんと確認しなかった川上くんにも責任はある。そもそもTシャツの値段がいくらかくらい把握していただろうに。失意のリーダーはほっといて、タクシーでホテルに戻る。

20:00 レストラン「フラワードラム」

ホテルで少し休憩。その間にうみりんとエドちゃんは買い物に出かけた。前日に買ったビール(3本)を飲み干してしまったうみりんは、ひとりワインセラーに向かい、ホテルに帰る途中に、サンダルを買いに出たエドちゃんとばったり出会った。単独行で寂しい機内でずっとCDウォークマンを聞いていたうみりんは、そろそろCDウォークマンを充電したかったのだが、フロントに「りんちゃん」が見当たらないので、変圧器が欲しいと言い出せずにいたのだ。

海野「そういえば、日本製の電気製品を使えるように変圧器を予約してもらったんだけど、フロントに ボブしかいないので、話すのちょっと勇気が要るんだよね。」工藤「じゃあ、戻ったときに話してみる?」

フロントに戻ったうみりんとエドちゃんは、ボブに向かって勇気を振り絞って聞いてみた。工藤「We have a reservation. electric,electric, ??????」やはり、変圧器を英語で言うのは難しい。海野「Three socket to two socket」オーストラリアの三叉を日本の二又に変換する電気機器と言いたいようだが、これではなんじゃそりゃ、である。ところが、ボブは笑顔で「OK,OK」と言いながらフロントの奥から変圧器を持ってきた。ボブ「これですね。ワタシ日本語話せますので、日本語で聞いてください」。ま、バカな二人よりもはるかにボブの方が賢いのは至極当然である。

そんなことがあってから、我々は中華レストラン「フラワードラム」に向かう。ここはヒロさんが事前に予約してくれていた店。なんでもオーストラリア三大レストランのひとつでメルボルン随一の有名店だそうだ。ホテルから歩いて5分くらいのところにあるので、意気揚々とバカ四人は向かう。

ピンクの看板を掲げる少し怪しい外観。しかしいきなりドアが空いて我々四人は迎え入れられてしまった。栗田が「We have reservation.」と告げると、笑顔で案内された。席に着くと周りは白人だらけ。中華レストランなのに東洋人の姿はない。ヒロさんがオーストラリアは階級社会ですよ、と言っていたが、まさにこの店はハイクラスな人々専用のようだ。バカ四人組には荷が重いのか?

とりあえずメニューを開く。わ、わからん。中国語表記は日本の漢字と違って意味がつかめない。むしろ英語の方が料理の内容が理解できる。「日本語のメニューはないか?」と聞いたら、あっさりないと言われてしまった。苦労しながら栗田がオーダーをする。なぜかこの店の中ではリーダーが栗田になっている。川上くん、リーダーなんだからもっと働けよ。

まず春巻、これはわかりやすいな。4つくれ。次にスープ。16ドル?どれくらい量があるのかわからんな。えーい、面倒だから各自好きなスープを頼みやがれ!次はレタス包み。え?中に包む具を選べ?うーん、よくわからんから適当にこの野菜炒めらしきものを指さしておこう。北京ダック?時価なのか?値段が書いてないぞ。オジサンが筆談で説明してくれる。なになに、2ピースで70ドル?1ピースってどれくらいの量なんだよ!ケンタッキーくらいあるのか?わからんけど、とにかく4ピースくれ!後は牛肉のカレー味、それから焼きそば、さらに大盛りチャーハンだ!さあ、どうだ、持ってこい!

なんて威張って注文できたわけではないが、とにかく手探りで何とかオーダーを済ます。テーブルについたオジサンは妙に陽気で親切で良いのだが、なんやかやと話しかけてきても英語が良くわからないので困る。春巻き。まあうまい。スープ。ちょっと大きいけどシェアするほどではないな。まあまあ。レタス包み。うん、これは美味いぞ。エドちゃんは結局これが最後まで一押しだった。

で、次が北京ダックか。おっ、その大きな皿にすでに包まれて乗っているのがそうだな。4切れで一人前かな?だったら35ドルは高いけど仕方ないか。え?なに?これで四人分!!と言うことは、一人分はこの一口分か!おいおい、川上くん、そんなに無造作に食べちゃダメだよ、それだけで3000円だってば!あーあ、味わう前に食べちゃったよ。高いなぁ、北京ダック。約40年の人生の中で、恐らく一番単価が高い食い物だよ。

今は中国の正月なので、チャイナタウン全体がお祭り気分。通りでもあちらこちらで楽器が演奏されていたし、爆竹も鳴らしまくり。賑やかなことこの上ない。我々が食事中にも獅子舞がやってきて大騒ぎをしていった。なんだかよくわからないが、こんなに騒いでよくお客さんたちは怒らないものだ。川上くんはここぞとばかりに写真を撮りまくる。川上思い出のアルバムにまた写真が増えて良かったねぇ。

さて、後は牛肉のカレー風味と焼きそばと炒飯。一気に三品並んだのはいいけど、お皿がない。ちょっと、シェアしたいからお皿をくださいな、って言ったら、おいおい、料理持ってかれちゃったよ!英語通じなかったかな?と心配していたら、向こうでシェアして持ってきてくれた。本当に親切なんだね、このお店。ちょっと焼きそばの分だけボリューム的には多かった気がするけど、味は十分に満足。で、気になる料金の方は四人で320ドル。一人80ドルなら、まあ納得かな。だってあの北京ダックさえ頼まなければ一人45ドルでしょ。だったら普通だもの。それに帰り際もちゃんと店の外まで見送ってくれたし。この過剰なまでのホスピタリティが一番の売りの店なんだな。

23:00 エド部屋で打ち合わせ

今夜もエド部屋集合。昨日と同じくリーダーのパソコンをネットにつないで、全豪オープン公式サイトから明日のスケジュールをチェックする。毎晩これやっていると接続電話料がかかるけど仕方ないなぁ、と思っていたが、実は仕方なくなかったことが後で判明する。今回、後で判明することばかりだ。

明日は全ての試合が11時からなので、今日よりはゆっくり行こうということになる。ただ試合開始前にお土産ショップで買い物は済ませておくつもりだ。ちなみに今日Tシャツを買い込んだリーダーとうみりんのサイズをチェック。なるほど、日本のサイズよりも少し大きいが、ずば抜けて違うということもないようだ。それにしてもうみりん、そのパツンパツンのTシャツどうするつもりだよ?

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