幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 12月20日 ● 寝てばかりいると。

 どうもおかしいな、と思って早くも一週間。無理しないように早めに休んで薬もちゃんと飲んでいた割には、未だに風邪でフラフラしています。週末の予定も全てキャンセルして60時間くらい寝ていました。正確に言うと、60時間中、食事をしたり新聞やメールを読んだりしていた時間がありますから、実際には50時間弱くらいでしょうけど、とにかくこんなに寝てしまうと、なんだか体がクラゲにでもなったような妙な心持ちです。

 ずっと寝ていると、いろいろ普段とは違う感覚が生じてきますね。まず体の中の血が足の方に下がらないので、妙に頭の中でグルグルといろんな考えが巡ります。下らないことを熱中して考えたりとか。例えばさっきまで布団の中で考えていたのが、賞金を配分する時に、1位がx万円として2位にその1/2、3位に1/3、4位に1/4、5位に1/5と配分するのと、1位y万円、2位に1/2、3位に1/4、4位に1/8、5位に1/16と配分するのとでは、賞金総額が同じだったら1位の賞金がどれくらい違ってくるのか、を考えていました。頭の中で暗算を繰り返して「なるほど、思ったよりは違わないな」なんて納得していたのですが、果たしてこれになんの意味があるのか、自分でもさっぱりわかりません。

 さらにずっと寝ていると、体が軽い床ずれのように痛んできます。どうしても自分の好きなカタチで寝ているので、当たる部分が同じですから、肩やら腰やら妙に凝ったり痛かったり。たださえ熱があって関節が痛いのに、どうにもやるせない感じです。まあ所詮は風邪で寝ているだけですから、どうしても気になれば起き上がってしまえばいいのですが、これが寝たきりの病人だとそうもいかないんだろうな、なんて考えて、また老人医療問題や介護問題などにつらつらと意味もなく思いを巡らせたり。寝てばかりいると、考えることくらいしかやることがありませんから、人はどんどん思索家(というより妄想家?)になっていくのかも知れません。

 と言うことで、60時間も寝ていたんですから、いくらなんでもそろそろ起きないといけません。仕事もたまっているし、テニスの大会も控えていることだし、年賀状もそろそろやっつけておかないといけないし、年末の忙しい時にいつまで寝てるんじゃないよ、と自分自身を叱咤しています。寝てばかりいると怠け癖も少しは良くなるようですね。
 
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