幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 12月2日 ● 井原も武田も退団。

 ストーブリーグはプロ野球だけではなくJリーグでも激しく動いています。長年マリノスの顔であり日本代表の顔であった井原が退団することになりました。球団から後進の指導をと言われたらしいですが、本人が現役にこだわり他チームへの移籍を考えているようです。

 さらにジェフの武田も戦力外通告を受けて退団だとか。Jリーグ発足当時のスタープレーヤーですが、井原も武田も32才。サッカー選手としてはすでに峠を過ぎてしまっただけに、経営の厳しいクラブ事情を勘案しての判断でしょう。グランパスの浅野も同様に戦力外通告を受けて退団することになりましたが、彼も長年グランパスの顔として活躍していただけに寂しい思いがします。

 彼らのようなかつての日本代表は年俸もプライドも高いので使いにくいということもあるのでしょうが、それでも本人たちが現役にこだわるのなら、いっそ年俸をグッと下げて彼らのような有名選手だけを集めてチームを作れば面白いと思います。

 ゴルフやテニスではシニア選手によるツアーが人気を博しています。依然として現役選手よりも知名度も人気もあるニクラウスやパーマー、コナーズやマッケンローが健在でプレーしてくれればオールドファンを中心に人気が集まるのも当然です。となれば観客動員に四苦八苦しているJリーグでも同じような発想のチームがあっても良いのではないでしょうか?

 現時点で母体となるのは京都パープルサンガしかありません。ラモスこそ引退してしまいましたが、あのカズを中心に松永や黒崎、岩本らかつての日本代表選手がすでにズラリと顔を揃えています。しかも監督は加茂周。ここに井原や武田、浅野が加われば、まさにJリーグ黄金時代の日本代表が復活します。後は中山、北澤、福田くらいかな。

 古都京都にかつての名選手たちで作ったチーム誕生。実力的には現在同様Jリーグの下位でしかないでしょうが、コンセプトがはっきりしているだけにファンもつきやすいし、かりにJ2に落ちても十両で相撲を取る水戸泉に拍手が起きるのと同様にJ2を支える人気チームになれると思います。

 選手の異動が少なく生え抜きを大事にする日本のプロ野球では考えられないようなチーム構想ですが、Jリーグならこれくらいやっても面白いのではないかと思います。それにこれくらいやらないと、このままじり貧ですしねぇ。

 
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