幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 12月3日 ● なんだ?「雑草魂」って。

 流行語大賞なんてもの、どうでもいいんだけど、それにしても今年の選考はおかしいですね。「リベンジ」はまだしも「ブッチホン」とか「雑草魂」なんて、一体どこで流行したと言うのでしょう?単に松坂と上原を表彰式で並べてみたかった、というマスコミ受けを狙っただけの選考には大笑いしてしまいます。

 で、つらつらと自分なりに何が話題になったのかと思い出してみると、今年は1999年なのですから、当然のごとく前半は「ノストラダムス」、後半は「2000年問題」で明け暮れたわけです。すなわち「恐怖の大王」だろうが「世紀末」だろうが「Y2K」だろうが「ミレニアム」だろうが構わないのですが、流行語大賞と銘打つ以上、今年の特殊性(と言ったって単に西暦上だけのことなんですが)を表現している言葉にこそ流行語大賞を贈るべきでしょう。

 もっと言えば、今年一番流行ったのは「20世紀」という言葉だと思います。とにかくどこもかしこも20世紀を回顧する企画ばかり。それも実は来年2000年はまだ20世紀だと言うのに、それに気づいていながらもう止めることはできない、という勢いです。アメリカじゃあもう来年から21世紀だという単純勘違い野郎ばかりで困っているという噂も聞きましたが、こんな調子でまた来年の年末も過ごすのかと思うと、ちょっとうんざりです。

 ところでもうひとつ変な流行語があります。「カリスマ」。こっちはなんでいきなり流行してしまったのかわかりませんが、今年一気にメジャーな言葉になり、しかも本来の意味より妙に軽い言葉になってしまいました。ただ、早くもそろそろ腐りかけてきていますから、その足の早さは「ダンゴ」並みです。そうそう、もう少し発表が遅かったら「グル」でも良かったかもね。特に「サイババの勝手」は、今年聞いた中でもかなり笑えた言葉のひとつでした。今や新興宗教もお笑いと紙一重ですね。

 
とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。
日記猿人という人気ランキングに投票されます。
結構更新の励みにしているので、ひとつよろしく。



前日翌日最新今月1年前2年前3年前