幹事クリタのコーカイ日誌2009

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9月2日 ● 名簿に名前を書いたら国会議員になってしまった。

 前回の郵政選挙でタイゾーをはじめ多くの人が予期せずいきなり国会議員になってしまい大はしゃぎしました。当然今回の選挙でも同じような立場の民主党の新人議員がいるはずで、投票結果が確定した直後に僕が目をつけた(表現が悪いかな?)のが、比例東海ブロックで民主党の最後の1人であった磯谷香代子議員です。なにせ新聞には「データ請負」という職歴と愛知県立大卒という学歴しかプロフィールに書かれておらず、いかにも数合わせの印象そのものでしたから。しかもこの人、みんなの党の当選枠での滑り込みですから、とことんラッキーだけの国会議員です。

 で、さすがにネットの世界はこういう人を見逃しておらず、こちらに彼女がどうして国会議員になってしまったのか、その経緯も含めてわかるようになっています。無職のアルバイトが言われるままに名簿に名前を書いたら国会議員になってしまったって、これを読むと、こりゃ本人の責任ではなく、名簿に載せた民主党の責任だとは思うのですが、ド素人を国会議員にしてしまう今の選挙制度自体にも問題があるだろうと思われます。

 とはいえ、磯谷議員のことは何も知らないので、政治には素人でも素晴らしい才覚を秘めた人かもわからないし、そもそも素人の視点から政治に参画することが必ずしも絶対にダメかというと、そうでもない場合もあるでしょうから、ここはとりあえず批判めいたことを書くのはやめておいて、しばらく様子を見守ることにします。その代わり、もし自分がこういう事態になってしまったらどうするかを考えてみました。

 まず僕の場合はお調子者なので、タイゾーのようにマスコミに向かって受け狙いの発言をして顰蹙を買いそうです。なにせ国会議員になる覚悟も意志もなく、ある日いきなり「センセイ」ですからね。そりゃ舞い上がって変なことも口走るってものです。それにどうせ政治家として長続きするわけもなく、本人もその気持ちがないわけですから、任期いっぱい楽しもうと思うでしょうね。選良として有権者のために粉骨砕身働きます、なんて全然思わないと思います。だって、なりたくてなったわけじゃなく単なる数合わせですから。

 恐らく政治の世界に潜入レポートという気分で、いろいろなところに顔を出して、それをネタにしてネットやらマスコミで喋りまくって顔を売り、テレビのコメンテーターとして番組にもレギュラー出演、芸能人気分を味わいたいですね。

 「いいとも」のテレフォンショッキング、「みなさんのおかげでした」で食わず嫌い王、それにクイズ好きとしては「ネプリーグ」や「Qさま」にもぜひ出たいです。「ヘキサゴン」はキャラが立たないと無理なので遠慮しておきます。最終的には「徹子の部屋」で上がりでしょうか。間違っても「朝まで生テレビ」は田原総一郎が怖いので出ません。

 うまく人気が出て顔が売れたら、後は講演会をして全国を回って生計を立てていこうと思います。著書も適当に出して目指せ勝間和代。うーん、ちょっと無理か。それはともかく、今は政治家出身というのも芸能人へのステップのひとつですから、それを生かすというのが国会議員になってしまったら一番の道だと思います。磯谷議員にもぜひ頑張ってもらいたいものです。

 それにしても会社を辞めて1年以上頑張って戦って敗れたT西にしたら、本当にがっくりだろうなぁ。同じ愛知県出身なのに、この差はなんなんだろう?