幹事クリタのコーカイ日誌2008

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12月16日 ● 60才で亡くなるのはいかにも早い。

 また会社の先輩が亡くなりました。また、と言うのも9月10月にもやはり先輩が亡くなっているからです。今回亡くなったのは60才のTさん。数年前まで上司でした。その後、早期退職をして、半年ほど前に還暦を迎えて、第二の人生に向かって張り切っていた矢先だけに、早すぎる死が残念です。僕はそれほど親しかったわけではありませんが、スタイリッシュでダンディでクールなTさんのことは好きでした。浪花節の上司よりもクールで理知的な上司の方が、昔から話も合うし好きなのです。

 それにしても本当に最近葬儀が多くなりました。結婚式に出席したのはもしかしたら実弟の時が最後なので、もうかれこれ7年も前です。それ以来結婚式は呼ばれたこともないのに、葬式は最近年に数回というペースで参列しています。

 もちろん年を取れば取るほど、結婚式に呼ばれることも少なくなるし、周りはバタバタと倒れていくことはわかっていますが、それにしても50代、60代の若さで亡くなる人が目立ちます。平均寿命80才の時代に、還暦前後での死はいかにも早すぎる感が拭えません。

 かつて昭和ヒトケタ世代は育ち盛りが戦時中で栄養が行き届いていなかったから早死にするのでは、という話がありましたが、むしろ幼児の頃に焼け跡で育った団塊世代の方が弱いのかも知れません。もしくは人口が多く競争が激しかっただけに長年のストレスが蓄積されているのでしょうか?

 いずれにせよ、これから先もどんどん知人が亡くなっていくことは間違いありません。なにせ綾小路きみまろのネタじゃありませんが、人間の死亡率は100%だからです。いつか自分の順番が回ってくるまでに、どれだけの人を見送らねばならないのか。「さよならだけが人生」なんですね。