わがサークルのエピソード王であるＫ上くんは、先日シルク・ドゥ・ソレイユの「ドラリオン」を見に行ってきたそうです。人気が高くなかなかチケットが取れないと評判で、よくそんなチケットを取れたねと聞いたら、何でも会社の組合を通じて取ると格安で確保できるらしく、さすが大手財閥系企業はしっかりしていると感心しました。

　で、当然誰か女性を誘って行ったのかと思いきや「いや、ひとりで行きました」とのこと。あらあら、振られちゃったの？余ったチケットをどうしたの？と思ったら、「最初からひとりで行くつもりだったから」とのこと。え、と言うことは急に余ったチケットを貰ったとか？「いえ、チケットは５月に予約しました」。

　びっくりです。半年前にチケットを予約したのに、なぜ１人分？普通は２人分を確保しておいて、半年の間に一緒に行きたい女性を誘うでしょ？と言うか、そういう風に使うために「ドラリオン」のチケットを会社の組合は用意したんじゃないの？少しでも独身男性が結婚できるように、そのきっかけ作りじゃん。

　「だって、誰も一緒に行ってくれなかったらチケットが余ってもったいないじゃないですか」って、ちがーう！絶対にそのネガティブな考え方は違う！そんなことを言っていたら絶対に女性と一緒になんて行けませんから。まずペア分のチケットを買う、次に気になっている女性に「ドラリオンのチケットを２枚貰ったんで一緒に行かない？」と誘う、ダメなら次の女性を誘う、それもダメならさらに次の女性を誘う…。で、どうしても誰も行ってくれなかったら、テニスサークルのＫ藤ちゃんでも誘えばイヤイヤでも一緒に行ってくれるし、それでもダメならサークルにペアで参加しているメンバーに２枚とも売ってしまえば良いのです。

　ひとりドラリオンの感想を尋ねると「感動しましたよ」とのこと。でも僕ならひとりでドラリオンを見るよりも、カップルでドラえもんを見る方が良いです。