昨日とある信頼すべき筋から、中日ドラゴンズに関する裏情報を入手しました。と、大げさに書くとなんですけど、まあ中日球団広報関係者の知人から聞いた情報ということです。鳩山法相の「友人の友人がアルカイダ」よりは距離的に近いと思います。もちろん、だからと言って以下の話が完全に真実であるかは保証の限りではないので、それは最初からお含みおきください。

　聞いた話は「なぜ福留は中日を去ることになったのか？」。ファンとしては逆指名で中日に入団しておいて、ニコニコ顔で「巨人が憧れの球団でした」では納得がいきません。本当のところはなんだ、金か？女か？ということを知りたかったのですが、その筋によれば要は「落合監督との確執」らしいのです。

　まあ一般ファンから見ても落合というのはかなり癖のある人物だけに、好き嫌いもハッキリしていることでしょう。監督としてはともかく、人間的な面に関してはいろいろ噂も聞こえてきます。もちろん悪い噂ばかりではないのですが、個性が強烈なだけに合わない人とはとことん合わないだろうなとは思えます。

　福留はその「合わない人」だったらしく、落合がイヤだから中日を出るんだそうです。僕たちサラリーマンにしてみたら、上司と合わないからと言って、干されているわけでもないんだし、結果も残して報酬も貰えているんだから、それくらい我慢したら？と思うのですが、それぞれが個人事業主として一家を構えているつもりの野球選手をサラリーマンレベルで考えてはいけないのでしょう。

　ただ福留にとって巨人入りが本当にその解決になるかどうかは疑わしいのだそうです。と言うのも、ナベツネが落合を狙っているからです。先日のクライマックスシリーズで中日が巨人を３タテした時にナベツネは「指揮官の差」だとハッキリ言いました。リーグ優勝した原監督にとっては屈辱的な言葉ですが、あのナベツネですからそんなことはお構いなしです。

　で、その優秀な指揮官である落合を何とか巨人に引っ張ってこようとしているらしく、監督がダメならＧＭでどうだ、と口説いているんだとか。中日としては福留と落合を天秤にかけて、今回は福留を諦めて落合を取ったということのようです。

　まあさすがに５３年振りの日本一を達成した監督をライバル球団に持っていかれてはたまらないし、ナベツネと言えどもこのタイミングでは引き抜きは無理だと思って、だったらＦＡで福留を貰っておこうという魂胆のようです。ただゆくゆくは落合を巨人にという野望は捨ててはいないらしいので、それが実現した時に福留がどうするのか見物です。今度は巨人から出てどこをさすらうというのか。そんな目に遭うくらいなら、さっさとメジャーに行った方が良いと思うのですけどね。