幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 12月7日 ● 格闘魂に火がついたか?

 昨晩妙な夢を見ました。会社から家に帰ってきたら、そこはなぜか僕の実家。家には誰もいません。なにせ夢ですから、特に疑問にも思わずに服を着替えていたら、ベランダの方から嬌声が聞こえます。見に行くと、いかにもおバカな感じの高校生風のカップルが3組、我が家(実家ですけど)のベランダから外の仲間とおぼしき連中に向かって何やら叫んでいます。

 「こらっ、お前ら人の家で何騒いでるんだ!」と一喝したら、「はぁーん?」みたいな感じで、茶髪金髪赤髪でピアスちゃらちゃらのアホそうな奴らが「なんか文句あんのかよ」と近づいてきます。「おい、てめぇ、痛い目みんぞ」なんてすごむんですが、3人ともチビで痩せていて、とても柔道黒帯、胸囲1m(腹囲は内緒)、体重もついでに内緒の僕の敵ではないように思えます。

 一人に腕を掴まれた時に「こいつら叩きのめしてやりたい」と強く思ったのですが、「いやいや、ここで傷害事件を起こしては社会人として必ず問題になる。何とか穏便に済ませることを考えるべきだ」なんて、妙に分別くさい自分との葛藤が始まってしまいました。なにせ最近も会社の同僚が酔って喧嘩して大怪我したばかりです。ヤクザ屋さんならともかく、会社員は喧嘩に勝っても負けても良いことなんてありません。

 やっぱり「君子危うきに近寄らず」だよな、なんて思いましたが、さらによくよく考えてみれば、ここは実家とは言え自分の家の中です。こいつら不法侵入やんか、なんだ正当防衛か、と思った瞬間に、思わず茶髪兄ちゃんの腕と奥衿を掴んで払い腰をかけてしまいました。さらに蹴りを入れてきた金髪のその脚を抱えて立ち足を払って倒し、残る赤髪には大外刈り炸裂です。いやぁ、気持ち良いわぁ、なんて思っていたら、連中ナイフを取り出してきて、こりゃまずいぞ、ってところで運良く(?)夢から覚めました。

 夢から覚めてもまだ久々に人を投げ飛ばした感触が残っています。もちろんその前のやるかやろまいかと逡巡したとまどいの気持ちも、吹っ切って勝負に出た解放感も。これは一体どういうことなのでしょう?最近暴れ足りなくてエネルギーが余っているのか、実は仕事のストレスが凄くたまっているのか、近頃の若者に対して鬱屈した気持ちでもあるのか。

 ボーっとした頭でいろいろ思いを巡らせていて、ハッと原因に気づきました。そう、昨晩K-1を見たからです。あの迫力ある格闘シーンのせいで血がたぎってしまったのでしょう。なにせ元柔道部で相撲も好きで剣道も習っていてマンガ『空手バカ一代』にも熱中した僕です。格闘魂に火がついてしまったのかも知れません。そう言えば中学生の時に映画『燃えよドラゴン』を見た後にも、似たような夢を見たことがありました。20数年たっても全然成長してないよなぁ。

 
とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。
日記猿人という人気ランキングに投票されます。
結構更新の励みにしているので、ひとつよろしく。



前日翌日最新今月1年前2年前3年前