幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 5月12日 ● ネットが取り持つ同窓生。

 以前書いた高校の同期同窓会のホームページが立ち上がって以来、卒業してからすっかりご無沙汰だった旧友との連絡がいきなり密になりました。これまでだったら年に1回の年賀状のやり取りくらいしかなかったのに、掲示板やメールでいろいろと連絡を取り合うようになり、年賀状の数十年分の情報が飛び交っています。

 こうなると当然オンラインだけでは物足りなくなり「オフラインミーティング」開催の運びとなります。全員に案内を送って大々的に行う本格派同窓会をはじめ2人で会うミニ同窓会(男女だとデートとも言いますが)まで、あちらこちらで開催されているようですし、それがまたオンラインを通じてフィードバックされることで、刺激されてさらに交流が進む、というサイクルになっているようです。

 こうなるとパソコンを持っていない連中や、持っていてもインターネットにつなげていなかった連中も、自分たちだけ仲間に入れないことに苛立ちを感じるようで、どんどんメールアドレスの取得を始めたようです。今では大手企業や大学などに勤務している奴らばかりではなく、主婦や自営(弁護士や医者から八百屋までいますからね)の連中もかなりメールで連絡が取れるようになりました。

 「ネットから世界が広がる」とか言われても、具体的にどういうことかわかっていない人も多かったと思います。しかし、同窓生の連絡網だと考えればこれほど簡便なメディアはありません。久しく会っていない旧友と言うのは、電話じゃなかなか連絡が取りにくいものです。特に大して用件もないのにかけるのは大人としては憚られますが、メールならちょっとしたことでも気楽に書けるから、連絡を取るハードルがとても低くなりました。

 高校卒業以来20年。そろそろ昔の友達や思い出に浸りたくなる年頃なのでしょう。インターネットの登場で、それが一気にブレイクしている感じがします。便利な世の中になったもんですね。


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