幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月11日 ● リケジョタレントへの道。

 小保方晴子氏の会見とその後の報道の過熱ぶりは、ある程度まで予想通りだったとは言え、なかなかインパクトがあります。これまでの経緯からして、恐らく小保方側からは決定的な証拠になるようなものは出てこないだろうと思っていましたが、案の定、彼女の戦略は「悪気はなかったんです、ごめんなさい、いじめないでください」だけでした。涙まで流して「マスコミやエライ人から苛められる私」を演出しており、実際その通りの受け取り方をして「小保方ちゃん可哀想」的な人も多いようです。

 会見の中身はまるで空疎でしたが、彼女の「女子力」の高さ、イメージ戦略の確かさは見事に立証されたので、今後はどういう方向で活動していったら良いかを考えてみました。まずこのままでは理研にいられなくなるのは間違いないでしょう。もちろん研究者としての将来もありません。それは彼女も予想していると思います。残る道は「普通の女の子」かタレント活動です。あれだけのキャラを野に埋めるのは惜しいので、ぜひとも芸能界に進出してもらいたいと思います。サイエンス系に強い本格派「リケジョ」タレントというニッチなところを目指してテレビを中心に活動していけば、将来的には講演会やキャスター、さらには政治家だって夢ではありません。

 今回、彼女が科学者相手ではなく一般世間向けに会見したのも、きちんとしたエビデンスを示すのではなく涙を流して見せたのも、今後のタレント活動を円滑にしていくためのイメージ作りだったと考えれば納得できます。それくらいよく計算された会見でした。多分、彼女ひとりで考えたものではなく、裏で演出をしていた人物がいるのかも知れません。件の弁護士なのか、それともすでにどこかの芸能事務所が接触しているのかはわかりませんが、あり得ない話ではないと思います。

 今後はバラエティに強い大手事務所に所属して、まずは「しゃべくり007」とか「行列のできる法律相談所」あたりのゲストから始め、その後は「Qさま」「ネプリーグ」などのクイズ番組や、ワイドショーのコメンテーターなども考えられます。最初は間違いなくテレビ局から引っ張りだこですし、視聴率も稼げます。ひとまわりして落ち着いたところからは、本人のタレントとしての実力次第ということになりますが、杉村太蔵のように、もしくは西川史子のように「インテリ」タレントでありながら個性の強いユニークなキャラを作ることができれば、そこそこ売れる可能性はあります。

 そのためには、これ以上理研との泥試合を深めてしまうとイメージダウンになってしまいますから、「悲劇のヒロイン」のまま引き際を間違えずにうまく転身することでしょう。ただ心配なのは「女子力」の高さはやり過ぎると「あざとさ」になります。それを女性のみならず男性にまで気づかれてしまうと立ち位置が難しくなります。「嫌われキャラ」という方向もないではないですが、かなり難易度が高いですし、CMなども難しくなりますからね。

 ちなみに僕はああいう幼くて純真なキャラでオヤジを手玉に取るようなタイプは苦手です。前にも書いたように檀れい演じる金麦女が嫌いなのと同じです(こちら)。本当に頭が弱いならともかく、男受けするからと演技しているのが見え見えですから。女性はキリッとしている方が良いですよ。ただ、どうやらこれは少数意見のようで、世の多くの男性は金麦女も小保方ちゃんも好きなんですよね。だからこそタレント転身をお勧めしているんですけど。


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