幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月12日 ● 錦織の炎の体育会TV。

 ちょっと前の放送でしたが「炎の体育会TV」のスペシャルで、錦織圭がまた登場しました。前回に引き続き松岡修造の特訓を受けたタレント5人と1対5でテニス対決をするのですが、前回は錦織が勝ったので今回はタレントチームのリベンジマッチとなりました。

 この番組の見どころのひとつは、松岡による奇妙な特訓と5人ならではの珍妙なフォーメーションがあります。いつもいつも本当に変な特訓を考え出すものだなと思いますが、ちょっと最近はネタ切れ気味でどんどん苦し紛れにはなっています。以前のようにフライパンや虫取り網でボレー練習するのはまだしも、冷蔵庫のドアを開け閉めする特訓は、理屈はわからないでもないですが、普通にボレー練習した方がマシです。でも面白いからテレビとしては良いですけど。

 フォーメーションはさらにバージョンアップしていました。千手観音フォーメーションは笑える上に結構効果的だし、スカイツリーフォーメーションは意味は無いけど面白いし、マイケル・チャンフォーメーションは錦織も言っていた通り、普通に奇襲としてはありだと思います。惜しむらくは、マイケル・チャンがいま錦織のコーチをしていることを番組できちんと紹介しなかったこと。なぜわざわざ松岡がマイケル・チャンを取り上げたのか一般視聴者には意味がわからないだろうな、と思いました。

 前回よりも企画として進歩したなと思ったのは、タレントチームの役割分担をはっきりさせたこと。国体優勝というかなりハイレベルなキャリアを持つ杉村太蔵をサーバーとメインのストローク担当に、テニスインストラクターの経験がある金子昇が前も後ろもできるユーティリティプレーヤーとして縁の下の力持ちに徹することで、テニス未経験者の芸人3人(田中、春日、長友)の面白さを引き出したのは正解でした。

 反射神経の良さ、体を張る芸人魂、そしてリアクション。芸人は3人とも十分な仕事をしていました。芸人ならではの恐れずにボールに向かっていく姿勢が数々の好プレーと珍プレーを生み出し、錦織の良さも引き出していました。至近距離からの錦織のストロークに向かっていくのはかなり勇気がいります。テニス経験者だってなかなか難しいと思うのに、よくぞ彼らは体ごとラケットを出していけたものです。感心しました。

 芸人たちのボレーは、ボレーに悩むテニス初心者、初級者に良いヒントになるだろうなと思いました。ボレーはなるべくネットの近くで打つこと、ラケットを体の前に出すこと。これはボレーの基本ですし、プロだって同じことをしています。改めて僕も肝に銘じようと思いました。


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