幹事クリタのコーカイ日誌2013

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12月26日 ● 極私的ドラマアカデミー賞2013。

 今年も年末恒例の「極私的ドラマアカデミー賞」の発表です。昨年はこちらから。それ以前のものにもリンクしています。いつものことながらあくまでも僕の勝手気ままな私見によるもので、見ていないドラマが山のようにありますから、いくら良いドラマでも見ていないものはエントリーしません。悪しからずご了承ください。

 では最優秀作品賞のノミネートから。『泣くな、はらちゃん』『あまちゃん』『ガリレオ』『半沢直樹』『リーガルハイ』。今年話題になった強力な作品たちの中から僕が選ぶ最優秀作品賞は『あまちゃん』です。朝ドラの枠の中にありながら朝ドラの枠を打ち破って僕のような朝ドラを見ない層まで魅了した作品の力。社会現象になったという意味では『半沢直樹』も同じですが、僕の中でよりハマったのは『あまちゃん』でした。文句なしです。次点は『半沢直樹』で。『リーガルハイ』も好きなんですが、パート2なのでちょっと点が辛くなりました。

 次に主演男優賞。長瀬智也(『泣くな、はらちゃん』『クロコーチ』)、福山雅治(『ガリレオ』)、堺雅人(『半沢直樹』『リーガルハイ』)、瑛太(『最高の離婚』『まほろ駅前番外地』)、木村拓哉(『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?』)。長瀬や瑛太も良かったのですが、ドラマの面白さ、演技の秀逸さを考えても堺雅人が頭ひとつもふたつも抜けています。今年は堺雅人のヴィンテージイヤーでした。次点は長瀬智也です。すっかりジャニーズ離れしてきた演技力に拍手です。

 主演女優賞。綾瀬はるか(『八重の桜』)、能年玲奈(『あまちゃん』)、米倉涼子(『35歳の高校生』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』)、広末涼子(『スターマン・この星の恋』)、堀北真希(『ミス・パイロット』)。これもはもう文句なしに能年玲奈です。今年一番の収穫でしょう。次点は残念ながらナシで。

 助演男優賞。毎年多士済済で選ぶのに苦労します。今年は特に『あまちゃん』と『半沢直樹』があったので選びきれませんでした。古田新太(『あまちゃん』)、松田龍平(『あまちゃん』)、小泉孝太郎(『八重の桜』)、香川照之(『半沢直樹』)、片岡愛之助(『半沢直樹』)。福士蒼太も入れたかったのですが、他の5人も外せませんでした。この中の一番というと迷います。好みで古田新太で。あの役作りは本当に楽しかったので。次点は片岡愛之助。

 助演女優賞も『あまちゃん』勢が素晴らしかったので難しいところです。ノミネートは小泉今日子(『あまちゃん』)、宮本信子(『あまちゃん』)、薬師丸ひろ子(『あまちゃん』)、有村架純(『あまちゃん』『スターマン・この星の恋』)、上戸彩(『半沢直樹』)。正直『あまちゃん』だけでも埋まってしまいます。この中ではやっぱり小泉今日子です。役に見事にはまっていたこともありましたが、あのアイドルが本当に大した女優に成長したものです。次点はベテランを抑えて有村架純で。

 恒例の期待外れ賞は大河ドラマ『八重の桜』に。最初の会津目線での幕末編は面白かったのに、明治に入ってからの失速感はひどいものでした。これは俳優のせいではなく明らかに脚本のせい。だったらもっと丁寧に幕末を描いて、戊辰戦争が終わったら1ヵ月くらいで終わらせてしまえば良かったのにと思いました。

 特別賞は『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?』。今回は失敗に終わりましたがチャレンジはしていました。その心意気は買いたいです。もっとお金をかけて映画でやったら面白かったのか、もっとお金をかけずにチープに徹していたら良かったのか。いずれにしても中途半端だったのが残念でした。


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