幹事クリタのコーカイ日誌2013 |
12月25日 ● ソチ五輪フィギュア代表。 フィギュアスケートの全日本選手権が終わり、ソチ五輪の代表が決定しました。男女とも世界でもっとも層が厚いと思われる日本だけに、全日本では白熱の演技が繰り広げられて、素晴らしい大会になりました。ここに向けて各選手が仕上げてきたことがよく感じられました。 その結果、男子は1位羽生結弦、2位町田樹、3位小塚崇彦。女子は1位鈴木明子、2位村上佳菜子、3位浅田真央となりました。女子はそのまま上位の3人がソチの代表にすんなり決まりましたが、男子は小塚が落ちて5位の高橋が選ばれました。これは難しい選考だったと思います。スケート連盟としてはソチで勝てる可能性が高いのは小塚か高橋か比較検討して、より高いポテンシャルを高橋が持っていると判断したのでしょう。小塚としては納得いかない部分も多々あると思いますが、最初からそういうルールで決めたのですから諦めるしかありません。選ばれた3人はみなメダルの有力候補だと思います。 女子の3人はベストの布陣でしょう。エースの浅田だけではなく、ベテランの鈴木と若手の村上も高得点をマークしています。金メダル候補は浅田ですが、後の2人もメダル圏内に食い込める実力はありますから楽しみです。女子のフィギュアは何と言っても冬季五輪の華です。特に日本では人気が高い種目だけに、ベストの布陣で臨めるのは楽しみです。女子3人は全員が愛知県出身だけに、余計に応援にも力が入りそうです。 また全日本で特筆すべきは安藤美姫の健闘ぶりでした。醸し出す雰囲気が以前と変わりました。出産から8カ月でよくここまでレベルを高めてきたものだと思います。もちろん出産がなければ安藤は浅田に続く有力な候補だったとは思います。それを考えると残念という見方もできますが、安藤自身は十分に満足できたのではないでしょうか。 安藤と織田信成が今大会をもって引退を表明しました。長年にわたり日本のフィギュアを引っ張ってきた人気選手であり、その功績は大きいと思います。完全燃焼しての引退には賞賛の拍手を送りたいと思います。 |