幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月26日 ● 不倫ビジネスが日本を救う。

 ツイッターで「不倫レストラン」の話をしました。僕がしたわけではなく、フォローしているまだうら若い広告ウーマンが芝浦にある某レストランを「40代男性と20代女性(派手め)が多い」通称不倫レストランだとツイートしていました。さらに「4000円のコースがお薦め」だと不動産屋のオジサンが教えてくれたとか。お酒入れると7000円〜8000円ってところのようです。

 確かに美味しくて雰囲気が良くてロケーションも良くてコスパが良いフレンチやイタリアンというのは、遊び人のオヤジにとっては絶好のスポット。僕も名古屋ならそういう店をいくつも知っています。大抵予約がいっぱいで早めに電話しておかないと週末は入れなかったりします。

 こういう店にいるのは40代男性と20代女性のカップル以外だと、平均年齢ちょい高めの女子会か、アニバーサリーで来ています風アラサーカップル。ただ女子会はランチの場合も多いし、アニバーサリーカップルはあまりリピーターにはなってくれません。頻繁にディナー利用しているのはやはり遊び人オヤジでしょう。2年前に「いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」という話を書きましたが、ますますその傾向は強くなっているのかも。

 この手の遊び人オヤジは1980年代からずっと遊んできた年季の入った強者が多いので、金の使い方も心得ています。レストランだけではなく、シティホテルや高級旅館もこうしたオヤジの需要で潤っているわけですし、輸入車とか高級腕時計とかファッションブランドとか、さらにはレオンのような男性雑誌までも含めた「不倫ビジネス」はバカにならない経済効果を生んでいることだろうと想像できます。

 さらにはこうした金は、それにまつわる様々な大人の文化を支えています。遊びに使われる金こそ文化をより発展させるもの。見栄を張って女性を喜ばせようとするオヤジの下心が、日本の経済と文化を活性化させているんだと考えると、遊び人オヤジたちに何らかの補助があっても良いのではないかとさえ思います。お金もやる気もない若い「草食系男子」の代わりに体を張って頑張っているんですから。

 例えば「不倫手当」はさすがに無理にしても「不倫控除」くらいはできるのでは?不倫レストランに指定された店におけるカップルでの飲食代は領収書を添付すれば所得控除されるとか、不倫車種指定の高級車も購入すると一定額の免税があるとか、そいう施策を打ち出せばもっと消費活動は盛んになり経済の復興も早いと思います。不倫ビジネスこそが日本を救うのです。

 後はネーミングですね。「不倫控除」では世の中の奥様方から猛反発を喰らうこと必至なので、「恋愛控除」とかにすれば良いのかな。そうすれば一見したところでは晩婚化・少子化対策のようにも誤魔化せるし。その実態は「不倫ビジネス用」であっても、表向きが整っていればOKなのが日本のお役所だから意外にいけるかも。




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