幹事クリタのコーカイ日誌2011

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2月21日 ● 初ライブでレベルアップ?

 サックスを習い始めて1年半。昨日はそのミュージックスクールの発表会でした。その名も「SCHOOL BOX 2011」。名古屋栄の某ライブハウスを貸し切って、スクール生が講師と一緒にバンドを組んでライブをする年に1回のイベントです。昨年はドラムを習っている友人(高校時代の同級生・女性)の初ステージを見に行っただけでしたが、今年はついに自分もそのステージに立ってしまいました。

 3ヶ月も練習してきた「パートタイム・ラバー」は、もう練習では完璧。ただ問題は緊張して失敗すること。前夜にリハから変更になってドタバタするという夢を見るほどプレッシャーがかかっていました。昨年6月のホールでの初めての発表会の二の舞は避けたいのですが、そう思えば思うほどダメになりそうです。

 昼にライブハウスに行ってまずはリハーサル。バンド編成は僕がアルトサックス、先生がテナーサックス、それに講師陣のドラム、ギター、ベース、キーボードという6人編成。一人で吹くよりはずっと心強いですし、自分がヘタレでも周りが支えてくれるので聞けるものになるはず。特に先生がテナーで一緒にステージに立ってくれるのは頼もしいです。

 リハでは意外にうまくできました。音の返りが弱くて自分の音が良く聞こえなかったのが不安で、それだけは上げてもらうことにしましたが、自信はつきました。この調子なら何とかなるかも。リハが終わってから本番までは5時間くらいあります。ドラムクラスの友人と一緒にロッテリアでランチ。友人はトップバッターなので1時間余りいてライブハウスに戻ります。

 彼女のステージはさすが2回目だけに堂々としたもの。東京スカパラ版の「ルパン3世のテーマ」を見事に叩ききりました。昨年は途中でスティックを飛ばすという派手な失敗をしていましたが、今年はそれもありません。本人は終わってから「ちょっと失敗した」と言ってましたが、素人にはあまりよくわかりませんでした。

 友人のステージが終わってもまだ僕の出番まで3時間近くあります。他のスクール生はみな若く、僕と友人が今回の参加者の最年長。若者の演奏を聴いていても退屈になってきたので、またライブハウスを出て近くのカフェへ。お茶を飲みながら持ってきたゲーム機にしばし没頭。余計なことを考えないためです。

 予定集合時間の30分前にライブハウスに戻りました。いよいよあと2曲で出番というところで準備を始めます。先生も一緒に控え室にいてくれて、いろいろ気を遣ってくれます。なるべくリラックスして楽しむこと、これだけを心がけようと思うのですが、それが簡単にできれば苦労はしません。

 いよいよステージへ。意外に客席はいっぱいです。紹介をされて、軽く音を合わせて、いよいよ前奏が始まりました。8小節で吹き始めます。最初の音からしくじりました。一気に緊張して頭が白くなります。音の返りが小さく自分の音がよく聞こえません。時々音が出なかったり飛ばしたり、とにかく練習の時にはやらなかったような細かいミスが続きます。ヤバイ!心臓がバクバクになります。

 いったん間奏。16小節の間に気持ちを立て直して再び演奏開始。しかし、サビのところで「ラ」なのに「シ」の音を!こんな指使いの間違いはやったことがありません。またもヤバイ!それでも前回の失敗の経験が生きました。とにかく曲は進んでいるのだから、間違えたことを考えている暇はありません。気を取り直して吹き続けます。何とか最後のところはうまくできてフィニッシュ!前回の発表会よりは少しだけマシなプレイができたかな?

 一緒に演奏した講師の先生たちもハラハラだったのでしょう。何とか吹き終わった僕にみんな「良かった!」と誉めてくれます。「(無事に終わって)良かった」だったのだろうと思いますが、まあ音は酷くてもノリだけは最後まで維持できたので良しとしましょう。バンドだからこそ乗り切れたのだと思います。ソロ演奏だったら途中で挫けていたかも知れません。

 前回は演奏直後の自己採点5点(100点満点中・その後ビデオで見て30点に上方修正)でしたが、今回は40点くらいはつけても良いでしょう。合格点にはまだまだ及びませんが、補講を受ければ単位はやる、というくらいまでには上達したと思います。

 最終目標はあくまでも70才になった時に一人前にサックスを吹きこなすことにあるので、この調子で残り20年続ければ大丈夫、かも。まずはライブハウスでのバンド演奏を初体験できただけでも進歩です。経験値を稼いでレベルアップをしました。まだスライムを倒せるくらいになったところですけど。早く次の町へ行きたいです。




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