幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月26日 ● 今年もダンロップチャレンジ。

 今年で3回目となった豊田市で開催されている「ダンロップワールドチャレンジテニストーナメント」。大会の格としてはもちろん楽天ジャパンオープンや東レPPOなどには遠く及びませんが、日本のトップクラスの選手と海外からきたハングリー精神に溢れた選手たちが戦う見応えのある大会です。

 去年はクルム伊達公子が参戦したので話題になりましたが、今年は伊達と奈良くるみこそ参加していませんが、森田あゆみ以下、波形純理、土居美咲、不田涼子、米村知子、藤原里華、中村藍子、石津幸恵らが参加。男子も添田豪を筆頭に伊藤竜馬、杉田祐一、鈴木貴男、近藤大生ら錦織圭を除く日本人トップランカーが勢揃いしています。

 さらに目玉選手としては女子の第2シードになっているミリヤノ・ルチッチ。早熟の天才少女としてデビュー。ヒンギスやクルニコワ、ウィリアムズ姉妹らとともに次世代のホープとして脚光を浴びた選手です。1999年のウィンブルドンではベスト4。しかし、その後はランキングを落として消えていった選手となっていましたが、ここにきて復活。今はランキングも100位くらいにまで上げてきました。

 昨日はシングルス2回戦で注目選手が続々と登場、土居、石津の次世代日本のエースと期待されている2人はフルセットの末にどちらもルーマニアの選手に競り勝ちました。ルチッチは日本のジュニアのホープ大前綾希子と対戦してこれを一蹴。さすがにワールドクラスの格の違いを見せつけました。今どき珍しいサーブ&ボレーヤー同士の対決となった近藤大生と松井俊英の対戦は、近藤がフルセットの試合をものにして地元出身の意地を示しました。逆にストローカー対決となった杉田祐一と江原弘泰の対戦は昨日のベストバウトかもと思うほど熱い戦いの末に杉田の勝利。ベテラン鈴木貴男も日本のエース添田豪も勝利を収めて、この2人が3回戦で新旧エース対決となりました。

 4面同時進行で、すぐ近くで全ての試合を見渡せる素晴らしい大会なのに、当日券は1000円。前売りの大会通し券にいたってはなんと2000円。安さ爆発です。なかなか有明まで行けない名古屋のテニスファンのために、ダンロップは今後もこの大会を続けていって欲しいと痛切に願っています。

 


twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」