幹事クリタのコーカイ日誌2010

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10月15日 ● 絵は技巧だけではない。

 7年前、小学生の娘が描いた絵をここで載せたところ大変好評で、その絵を印刷した年賀状まで希望者の方たちに配りました。あれから7年、娘は相変わらず何があっても絵画教室だけは通い続けていて、昨日毎年恒例の展覧会を見てきました。

 もう今年で10回目くらいになりますが、毎回娘は3作品出品しています。今年は「朝焼け」「ギター」「いとこ」の3点。どれも力作でしたが、本人は毎日熱心に弾いているギターを描いたものが一番お気に入り。確かに技術的には一番良く描けている気がします。逆に赤ん坊のいとこを描いた作品は難しかったらしく、本人としては納得していないようでしたが、僕が見る限りではそれが一番心に響く良い出来でした。

 絵は言うまでもなく芸術ですから、技巧だけを競うものではありません。「朝焼け」は微妙な色合いを良く表現したと思うし、「ギター」は正確に細部まで描写できていましたが、「いとこ」は何とも言えないユーモアが漂っていてほのぼのとした好感が持てるのです。本人がそれを狙ったわけではなく、あくまでも偶然の産物だったのでしょうが、それこそが芸術の芸術たる所以でしょう。

 そのいとこ(僕からは姪ですが)本人は明日父親の七回忌のために実家にやってきます。作品は日曜日まで展示されているので見に行く時間はないと思いますが、せめて撮影した写真を見せてやれば喜ぶと思って撮ってきました。 ツイッターでも公開しちゃったので、ここでも記念に載せておきます(クリックすると大きい画像も見られます)。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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