幹事クリタのコーカイ日誌2009

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12月16日 ● 「ザ・ベストテン山口百恵完全保存版DVD BOX」レビュー。

 発表と同時にアマゾンで予約した「ザ・ベストテン山口百恵完全保存版DVD BOX」が、12月16日発売にも関わらず、なぜか前日の昨日に配達されてきたので早速見ました。と言っても、ディスク5枚組で約8時間に及ぶものですから、とりあえずDISK1のみ完全視聴。後はざっと確認しただけで、またゆっくりじっくり楽しみたいと思っています。

 DISK1には「赤い衝撃」「乙女座宮」の「ザ・ベストテン」出演全シーン、それに特典映像としてベストテン以前の「横須賀ストーリー」「夢先案内人」「イミテーション・ゴールド」「秋桜」の4曲、そして鳥越俊太郎と宇崎竜童、阿木耀子夫妻の対談が収められています。

 まず不安だったのは、同じ曲を何回も見て飽きないか、ということ。例えば「乙女座宮」なら10週にわたってベストテン入りしているわけですから、10回同曲をリピートするわけです。ファン以外の人間ならもちろん、ファンだってさすがにウンザリするのではないかと思ったのですが、これが意外に大丈夫でした。

 単に毎週の歌っているシーンを流すだけではなく、登場シーンや司会者の黒柳徹子、久米宏との会話もきちんと収録されているので、まずそこが飽きません。さらに毎週の衣装や髪型、セットなどの変化、さらに細かいことを言えば、歌うにつれて百恵自身の歌の解釈が進みこなれてくる進化ぶりも感じられ、本当に面白いのです。鳥越俊太郎も出てきた時には「ひっこめ!」と思いましたが、宇崎・阿木夫妻との対談内容は興味深く、これは百恵ファンなら間違いなく「買い」だと、アマゾンのレビューにまで書いてしまいました。

 また古い歌謡曲ファンとしては、ちらちらと映り込む当時の他の歌手の姿を見ることができるのも魅力です。「あ、ジュリーだ」「淳子だ」「今のはツイスト?」「高田みづえ!」などと確認しながら見る楽しみもあります。これも「ザ・ベストテン」という人気番組から素材を取ってきたからこそ。企画の勝利です。それにしても当時のベストテンに入っている曲は有名歌手の名曲ばかり。歌謡曲の黄金時代だったとつくづく感じずにはいられません。

 さて、次は聖子か明菜かと「ザ・ベストテン」からのスピンオフが期待されるわけですが、百恵ファンとしてはフジテレビが「夜のヒットスタジオ」の映像を使ってデビュー当時からの百恵のDVDを作ってくれないかな、という方が望みです。ミドルティーン時代の百恵の映像は懐メロ番組でもなかなか流れないので見たいんですけどね。


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