幹事クリタのコーカイ日誌2009

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11月7日 ● サックスを習い始めて4ヶ月。

 「7月6日はサックス記念日」の僕としては、すでにサックスを習い始めて4ヶ月が過ぎたわけです。毎週月曜日にレッスンを受け、それ以外の日にちょこちょこと自主練をしていますが、一緒に始めた友人がいるわけでもないので、一体自分の上達度合いが早いのか遅いのか、順調なのかもたついているのかさえ良くわかりません。比較対象がないというのは、マイペースで練習できて良いとも言えますし、刺激がなくていけないとも思えます。

 最初はまず音を出すことから始め、ロングトーン、次にタンギングを練習し、さらにスケールを習って、3週前から曲に入りました。まず「一週間」をやり、さらに「アメイジング・グレイス」を2週。一人で吹いているとそれなりに吹けるのですが、先生の前に出ると「上手に吹こう」という意識が強すぎるのか、肩に力が入ってしまい逆にうまく吹けません。

 「キレイな音を出す」「指使いを間違えない」「きちんとタンギングをする」「ブレスをしっかり吸う」「リズムに合わせる」これだけのことを気をつけながら吹くのは無理です。指に気を取られればタンギングがもたつき、タンギングに気をつけるとブレスを忘れ、きちんと息を吸っているとリズムに乗り遅れます。もう最後はぐちゃぐちゃになって「ダメだぁ」となって終わりを迎えます。

 こんな状況を2週繰り返したところで、先生から「じゃあ来週は次の曲にいきましょう」と言われて、ええーっとなっています。きちんとできないままに次に進んで大丈夫なのかなぁと不安に思うのですが、発表会で吹くわけでもない曲を完璧に仕上げる意味もないのかも知れず、とにかく次の曲の予習をしているところです。

 「アメイジング・グレイス」では中音域の「レ」が出てきましたが、次の「ダッタン人の踊り」には中音域の「ミ」も出てくる上に、低音域の「ファ」」はシャープがついてきます。指使いがとっても複雑になってきました。サックスでは中音域を吹くときは低音域と同じ指で押さえながら、さらにオクターブキーを押さえなくてはなりません。低音域の「シ」や「ド」でかなり開放していたのに、一気に「レ」「ミ」で指で押さえまくるのは難しいのです。

 「ダッタン人の踊り」には、中音域と低音域を素早くいったりきたりする「レミドシラシドレ」というフレーズがあり、そこの指使いが初心者にはかなり難度が高いのです。ゆっくりやれば何とかできるのですが、リズムに会わせて軽快にここを吹くには猛練習しかありません。と言っても、学生ならともかく社会人にそんな時間もなく、なかなか遅々として進まないのが辛いところ。しかも「48才の手習い」は10代の頃のように覚えも早くありません。いつになったら自由自在に吹きこなせる日が来るのか、ちょっと不安になりつつも、基本楽しく悪戦苦闘している昨今です。