幹事クリタのコーカイ日誌2009

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9月11日 ● 自分が一番年下の飲み会。

 昨晩は先月で定年退職された先輩の元アートディレクターS藤さんのお疲れさま会。参加したのは現・元のクリエーティブ部門だった8人。上から60才(S藤)、57才(O沼)、56才(K元)、54才(M部)、51才(N島)、51才(N山)、50才(Y田)、そして僕が48才(イニシャルを添えたのはわかる人にはわかるようにということで)。つまり僕が一番後輩にして年下という飲み会です。最近では自分が一番上ということはあっても、自分が一番下なんてことは絶えて久しくなかったので、気分的には随分と新鮮でした。

 まあ後輩と言っても20数年の付き合いの人ばかりなので、特に気を遣う必要もなく、というよりもむしろ一番年下の割に一番突っ込み気質で威張っているようなところもあるくらいなのは相変わらずなのですが、とにかく気楽にわいわいと話をしてきたのは良いのですが、いくらクリエーター集団で見た目が若くても、話題の内容がどうしても平均年齢53.4才らしく辛気くさいんですよね。

 のっけから墓の話。S藤さんが墓ではなく高さ2メートルの岩でモニュメントを建てた、というところから、話題は葬式の話になり、さらに去年亡くなったS藤さんの同期のMさんらの話を経て、年金、退職金、介護と、ずっとそんな話題ばかりが続くのです。唯一の40代としては、さすがにもう少し明るい話題はないのかと思って、S藤さんの趣味のゲートボールの話を振っても、結局また老後の話に戻っていく始末。

 まあ先輩たちの行く道は、いつか自分も歩く道ですから、話を聞いていても参考にはなりますが、あまりにも「昔は良かった」「これから先に明るい展望がない」という話題ばかりですから、聞いていてさすがにちょっと寂しくかつ不安になってしまいました。まあ自分も含めて一番多い感想は「こんな年齢に自分がなるなんて自分でもビックリ」ということなんですけどね。これはどんな年になってもみんな同じでしょう。

 これでも同じようなメンバーで20年以上前に飲んでいた時には、もっと景気が良くてバカばっかり喋っていたんですけどね。まあなんだかんだ言っても、まだみんな体が元気なだけ良いのかも知れません。あと10年も経ったら僕以外みんな定年退職していて持病自慢大会になっているかも知れませんから。