昨日の夕方、東海地方でゲリラ豪雨が降りました。天気予報では確かに夕方一時雨、とは言っていましたが、僕がちょっと会社から出かけている時にいきなりザーッと降り始めたのです。気がつくと外は真っ白。雨が降ると普通は暗くなるものですが、むしろ激しい雨による水煙で辺りが白くなるくらいの集中豪雨です。

　会社にいったん戻って様子を見ていましたが、また出かけなければならなかったので外に出ます。しかし会社の玄関前にはたくさんの人が雨宿り中。傘を持っていない人だけではなく、持っていてもちょっと外を歩く気にはなれないほどの豪雨です。見る見るうちに水が増えていき、道が川のようになっていきます。会社に戻ってきた営業がタクシーを歩道に乗り上げさせて玄関前にぴったりとつけました。「あ、この光景は見たことがある」と思いました。２０００年９月１１日の東海豪雨の時と同じシーンです。

　あの時はしばらくしたら小雨になるだろうと、１時間くらい会社の中で待機していたら、ますます状況は悪くなりました。なにせ地下鉄の駅が水没してしまったのですから。昨日は９年前の苦い経験を生かして、雨は激しくても水かさが深くなる前にさっさと帰ろうと思い、一気に地下鉄の入口まで歩きました。幸い、まだあの時のように膝まで水に浸かるほどではありません。場所を選べば歩けます。

　何とか駅までたどり着き、地下鉄に乗っていると「名鉄三河線は大雨のため運行を見合わせています」とのアナウンス。こりゃあいよいよヤバイかも。ドキドキしながら駅を降りたら、思ったほどはひどくなっていません。しばらくしたら雨は上がってきました。やれやれです。

　でもこの夏はこんなゲリラ豪雨が何回もありそうな気がします。熱帯化していますからね。