幹事クリタのコーカイ日誌2009

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5月3日 ● 恋愛相談するなら出口よりも入口で。

 僕は以前にしばしば人から道を聞かれる、という話を書きました。先日も1日に2度も道を聞かれてびっくりしたのですが、それともうひとつ多いのが女性から恋愛相談をされることです。別に僕が恋愛の達人でも何でもないのに、よく相談されるのは、想像するに「安全パイだと思われている」からでしょう。道を聞かれやすいのも「聞きやすい安全な顔をして歩いている」からだと思うので、多分似たようなことです。

 女性から恋愛相談されるというのは、ほとんどが「彼の気持ちがわからない」という迷っている場合なので、あまりオブラートに包まずハッキリ結論を言うようにしています。「間違いなく浮気しているね」「その男はカラダ目当てだね」「それはキープにされているよ」「ダメ男だよ」などと、多分本人は耳を塞いで聞きたくないことを言ってあげることにしています。大抵そういう場合は、本人もそうじゃないかと薄々勘づいているのに、そんな男と付き合ってしまった自分を認めたくないだけ。だから第三者の立場にある僕が客観的に見てダメを押してあげないといけないのです。

 そもそも相談するという時点で、本当なら結論は出ているのです。ただ多くの女性は自分で結論を出し決断をするのを怖がるところがあって、誰か他人に背中を押してもらいたいと思っています。占いを信じる女性が多いのも同じ。恋愛相談でも「こうしたい」という気持ちを後ろから押してあげることが肝要です。まあ時々は「そんなに大事にされているのに別れたらもったいないよ」という場合も稀にありますが、ほとんどは大事にされていないから相談に来ているのですからね。相手に自分の人間性を尊重されている、なんて感じている人は、別れようとは普通思いませんから。

 女性がわかっていないのは男性の心理ですから、そこをきちんと解説することにしています。男の観点で見れば相手の男性の気持ちは手に取るようにわかるのですが、女性は女性の視点でしか恋愛を見られませんから、どうしても理解しきれないようです。かなり恋愛経験が豊富な女性でも、男の目から見ると「わかってないなぁ」と思うことがしばしばです。男の「優しさ」は、多くの場合「下心」に過ぎないので、付き合ってから豹変しても不思議はありません。また男性が女性のルックスに騙されるように、女性も男の備えている条件に騙されている場合も多いので、そこは冷静になるように言います。

 それにしても女性は、別れようという時は相談にくる癖に、付き合おうという時は相談に来ないんですよね。本当は出口よりも入口の方できちんとチェックした方が良いのにと思うんだけど、やっぱり付き合おうという高揚した気分の時はみんな一気にいっちゃうんですね。ダメ男を渡り歩く女性を見ていると、先に相談してくれればある程度わかるのにと思いますし、そうまでして変な男と無理して付き合わなくても良いのに、と感じます。男と付き合っていないことを悪いことのように感じているのでしょうか?だから「ダメ男」に引っかかるのに。