幹事クリタのコーカイ日誌2009

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5月4日 ● 若者を翻弄して勝ちました。

 ちょっと前にテニスで「若者の裏をかいて勝ちたい」という話を書きましたが、昨日まさにその通りに若者に勝つことができました。昨日はサークル対抗の団体戦があり、相手は某大学の現役のメンバー。みんなハタチそこそこの若者です。茶髪でピアスのいかにも「いまどき」な相手で、テニスも若者っぽいスタイル。30年前に習ったテニスが染みついている元若者としては、こういう相手に勝ってこそ面白いと燃えました。

 しかし最初は相手のスピードと回転になかなかフィットできずミスを繰り返してしまいました。特に自分のサービスゲームでは、僕の緩いサービスを強打されてファーストボレーがなかなかうまくいかず2ゲームともサービスダウン。それが響いて1セット目を3−6と競り合いながらも落としてしまいました。

 しかし、この1セットでほぼ相手のテニスの癖は掴めました。若者のテニスの弱点は幅が狭いことです。できることが少なく、得意のパターンだけで攻めてくるので攻撃が読みやすいのです。スピードと回転とコースに慣れればこちらのもの。逆にそれで余裕ができたこちらとしては、いろいろとパターンを変えて相手に的を絞らせません。アングルショット、ドロップボレー、ロブ、ストレートパスなどを織り交ぜて、相手のテニスを壊していきます。

 2セット目は6−0とストレートで奪取。完全にこちらのペースです。その勢いに乗って3セット目も6−3で取って見事に逆転勝ちを収めることができました。相手の若者たちにしてみれば父親と変わらないくらいの年齢のメタボ中年にやられて、さぞかし納得がいかないことでしょう。なにせ僕のペアも年齢こそ32才とまだ若い(とは言え大学生からみれば十分にオヤジでしょうが)ものの、頭髪がちょっと残念なことになっているので、相手から見れば「オヤジペア」にしか見えなかったと思いますから。

 団体戦なのですが、ほかの試合も完勝して気持ちよく試合を終えることができました。1年ちょっと前から通っているスクールの成果が出たような気分で、ますますテニスに燃える48才のGWです。