幹事クリタのコーカイ日誌2008

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10月22日 ● 予想通りにプロ野球は展開している。

 日本とアメリカのプロ野球界は先日の予想通りに進んでいて、まるで自分は予言者かといい気になっています。まずアメリカではレイズがレッドソックスに勝ってワールドシリーズに進出しました。球団創設以来ほぼ毎年最下位で、30球団の中でも最下層に位置していたチームが、もしかしたら世界一になるかも知れないのです。映画のようなアメリカンドリームです。田口のいるフィリーズも嫌いじゃありませんが、ここはひとつレイズに最後まで頑張って夢を実現してもらいましょう。

 パ・リーグも予想通りに西武が王手をかけました。第2戦でダルビッシュが素晴らしいピッチングをして西武の勢いを止めたけれど、やはり休みを挟んで西武が息を吹き返してきました。黄金時代の再来をもくろむ西武か、3年連続で日本シリーズ進出を果たしいま黄金時代を迎えようとする日本ハムか。日本ハムとしては何とかタイに持ち込めば、最終戦にはダルビッシュが投げて逆転優勝できる可能性が高くなりますが、その前に負けてしまえば宝の持ち腐れで終わってしまいます。これまた映画のようなダルビッシュの一人舞台となるかどうかは、実はダルビッシュが投げない試合で決まります。

 そしてセ・リーグ。こちらも僕の予想通りに巨人と中日の戦いになりました。中日は阪神戦に投手を温存できました。中継ぎ陣を疲労させずに済んだし、なにより山本昌を巨人戦の第1戦に投げさせることができるのが大きいです。1勝のアドバンテージが巨人にありますから、中日は初戦をなんとしても取らなければなりません。そのプレッシャーのかかる試合に百戦錬磨の大ベテラン、巨人キラーの山本昌を投げさせられるのは落合監督もしてやったりでしょう。

 第2戦に小笠原あたりをもってきて、3戦目以降に川上、チェン、吉見、山本昌のローテーションで臨めば、先発のコマ不足に悩む中日としても何とか巨人に対抗できるというものです。中日打線はほぼベストメンバーが揃っていますが、逆に巨人は要の阿部がいません。戦力的に巨人優位は動きませんが、阿部不在がどう影響を及ぼすかがポイントになりそうです。中日には大いにチャンスありだとファンとしては信じたいところですが、結局巨人と西武の日本シリーズになりそうかな。