Ｊリーグで初優勝を目指す首位名古屋グランパス。昨日はガンバ大阪相手に敵地で辛勝。ＧＫ楢崎がスーパーセーブを連発して守り勝ちました。万博での勝利は実に４年振り。先日の鹿島スタジアムでの１５年振りの初勝利ほどではありませんが、苦手なところをきちんと克服しているあたり頼もしい限りです。

　しかも昨日はライバルチームが揃ってドローで勝ち点を伸ばせませんでした。２位鹿島と５位川崎、３位浦和と４位大分が対戦し、どちらもドローで２位〜５位までが揃って勝ち点１。首位名古屋だけが勝ち点３として、首位固めができたという実においしい結果となりました。

　しかも名古屋は残り試合も下位との対戦が続きます。ライバルチームで残っているのは今月末のホームでの浦和戦と、最終節の大分戦のみ。ホームでの浦和戦を勝ちきれば初優勝に大きく前進できます。大分戦の頃には優勝を決めておきたいところです。

　残る懸念は下位への取りこぼし。これは名古屋の悪癖ですから、いつ再発するかわかりません。しかもシーズン終盤はＪ１残留をかけて下位チームが死にものぐるいで挑んできます。ピクシー監督にとっては、ここからがいよいよ正念場かも知れません。