幹事クリタのコーカイ日誌2008

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8月29日 ● 名古屋グランパス首位。

 先日ストイコビッチ監督を誉めたばかりなのに、いきなり名古屋グランパスがJ1で首位に立ちました。シーズンの序盤に首位になることはあっても、ここまできてトップに躍り出たことなど過去の名古屋には記憶にありません。長年応援を続けている身としては、ようやく長かった冬の時代が終わるのかという思いと、過去の苦い経験から、まだまだ油断はできないと引き締める思いが交錯します。

 なにせ過去の名古屋は上位キラーの割に下位に取りこぼすことが多く、万年中位のチームでした。今年も前半調子が良くても中盤から徐々に負けが混み始めたので、「またか」という感じだったのですが、なぜか他チームも付き合いが良く、名古屋が負けると上位も負けるので、なかなか差がつきませんでした。

 そうこうしているうちに、怪我人も戻り、また玉田の調子がどんどん上がってきて、元々堅固な守備とあいまって「負けない」チームにと変貌してきました。悲願のJ1初制覇まで、なんとかこの調子を維持し続けて欲しいと願っています。

 しかし今年のJ1は大混戦です。首位の名古屋から5位の川崎までなんと勝ち点差2。5チームの順位が1節ごとに入れ替わることがある僅差の中にひしめています。浦和や鹿島のように経験もありメンバーも豊富なチームももちろん怖いですが、大分のような勢いに乗って上位に上がってきているチームが突っ走るのもイヤです。「堅実」を絵に描いたような今の名古屋にとっては、「強い」チームよりも「勢い」のあるチームの方が苦手かも知れません。

 もっとも大分戦は12月最終節。その頃まで大分の勢いが維持されているかどうかはわかりません。残り対戦相手をみても、名古屋の相手で難しいのは浦和と、苦手のガンバ大阪くらいですから、このまま優勝する可能性は十分だと思います。いや、今年はチャンスですから、何としても優勝して欲しいです。