幹事クリタのコーカイ日誌2008

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5月20日 ● 衆院選に出馬内定?

 昨日朝、食卓で朝刊を読んでいたらいきなり見出しに会社の後輩のT西の名前を見つけてびっくりしてしまいました。T西は会社のテニス仲間で、かつて学生時代にはインカレで単複ベスト8という実績を誇る僕の周りでは一番テニスが上手い奴です。なにせ松岡修造が頭を下げて挨拶にくるような男ですから。

 もちろん新聞記事になっていたのはテニス絡みではなく、今度の衆院選に自民党の候補者として内定したという内容。単なるサラリーマンがいきなり与党の国会議員なんて、キムタクのドラマじゃあるまいし、話が唐突過ぎます。

 と言っても、彼自身は4年前に参院選の自民党予備選に担ぎ出されたことがあって、その時は僕も彼のためにコピーを考えたりしましたから、決して全くない話ではありません。ただ4年前の予備選で負けたことでもう政治家になるのはやめたのかと思っていたので、今回の話はちょっと信じられない気持ちでした。当時から奥さんも猛反対していると聞いていましたし。

 昨日早速本人に会って確認したところ、新聞報道は先走り過ぎているということだったのですが、全くデマというわけではなく、やはり話は進行しているようでした。正直、自民党にとって今度の選挙は完全に逆風になることでしょうし、ましてT西の選挙区は元々民主王国愛知の牙城ですから、例え出馬しても勝てる確率はかなり低いと思われます。

 もちろん選挙で負けても比例で復活することはあり得ますから、国会に行く可能性自体はそれなりにあるのでしょうが、一度当選すれば6年身分が保障される参院と比べて、衆院はいつ解散してまた選挙になるかわかりません。落ちたら「タダの人」ですから、安定したサラリーマン生活を捨てるにはかなりの覚悟が必要でしょう。僕ならそんなリスキーなことはとてもやれません。

 このまま本当にT西が出馬することになれば、前回のこともあり否応なく僕も選挙に巻き込まれる可能性が高いのですが、僕としては彼が国会議員になるよりもテニス仲間でいてくれる方が嬉しいなぁと、ちょっと複雑な気分です。