幹事クリタのコーカイ日誌2007

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6月15日 ● 「ハンカチ世代」はイヤだろう。

 楽天の「マーくん」こと田中将大が中日戦でプロ入り初完封勝利を挙げました。高卒ルーキーでこれほどの活躍を見せるとはさすがに非凡なものがあります。松坂大輔以来と言っても良いでしょう。将来の日本を背負って立つエースの器。あの辛口の野村監督が誉めるわけです。

 田中やヤクルト増渕、ロッテ大嶺、日本ハム吉川、広島前田、中日堂上と期待の高卒ルーキー達をまとめて「ハンカチ世代」とマスコミは呼んでいますが、当然オリジナルは早稲田の斉藤“ハンカチ王子”佑樹。彼らが「松坂世代」並みの活躍を期待されているのはわかりますが、問題はこの「ハンカチ世代」というネーミング。

 田中はさすがに不快感を示していますが、それも当然でしょう。松坂のようにこの世代を牽引してきたのは田中ですし、プロで実績を上げている田中と、未だ大学野球の斉藤を比べたら現時点では月とスッポンです。「マーくん世代」と呼ばれるのならともかく、なぜ「ハンカチ世代」なんだと文句のひとつも言いたくなろうと言うものです。

 そもそも「ハンカチ世代」って言っても、ハンカチなんてどの世代でも持っていますからね。むしろちょっと古い昔の世代のような感じがしてしまいます。まあ田中にしてみればいつか「田中世代」と言われるように圧倒的な実力を見せつけておきたいところでしょう。

 ところで15才で阪神入りした辻本賢人。彼も実は「ハンカチ世代」です。指名された時はかなり話題になりましたが、今ではすっかり斉藤や田中に話題をさらわれてしまい影が薄くなってしまいました。一番最初に世の中で注目された「ハンカチ世代」として、辻本が再び主役になったら面白いと思いますが、阪神はちゃんと彼を育てることができるのでしょうか。


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