幹事クリタのコーカイ日誌2007

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6月16日 ● お笑い芸人の恋愛バブル。

 眞鍋かをりが漫才コンビ麒麟の低音ボイス川島と「半同棲」発覚だそうです。「ブログの女王」は自らの熱愛報道についてどう書くかと注目していましたが、なんとも煮え切らないコメント。まあ否定はできないけど諸事情あってはっきりもさせられない、というジレンマが透けて見えるような書き方でした。

 それにしても最近のお笑い芸人と女優やアイドルとのくっつき方は異常とも思えるほどですね。お笑いなら何でも良いのかと言いたくなるほど、不細工なルックスの芸人でも次々と美人女優と「熱愛発覚」です。ドラマや映画で主役を張るような二枚目スターや、スタジアムを沸かす野球やサッカーの主力選手はすっかり影が薄くなってしまいました。

 お笑い芸人がモテるのは「癒される」からだとか「尽くしてくれるから」だとか、いろいろ言われていますが、要は「流行り」なんだと思います。恋愛市場におけるお笑い芸人のバブルです。以前なら女優側には、お笑い芸人なんて眼中にありませんでした。ターゲットではないし、そもそも興味もなかったことでしょう。

 かつて明石家さんまが大竹しのぶと結婚したのは、さんまがドラマで共演したからであって主演俳優同士の恋愛ですから例外でした。木梨憲武と安田成美にしても、映画での共演がきっかけであるとともに、木梨はおしゃれで有名な例外的な「モテ男」だったからです。二流お笑い芸人との「格差婚」の発端は田中美佐子と深沢邦之(Take2)からだと思いますが、これにしても深沢が田中の付き人をしていたという縁があります。

 今のお笑い芸人がモテるのは、そういう周りを納得させるような理由がありません。特別ルックスが良いというほどでもないし、才能にあふれて売れているわけでもないし、ドラマや歌で活躍しているわけでもありません。単にちょこちょこテレビに出ているだけのB級お笑い芸人と、なぜ美人女優がくっつくのかと言えば、彼女たちにとって「いまお笑い芸人がブーム」だからに他なりません。逆に言えば、かつてモテモテだったサッカー選手に最近とんと華やいだ話題がないのも「ブームが去った」からです。

 ブームである以上終わりがあります。恐らく2〜3年後に今を振り返れば「あれはなんだったんだ?」と思うことでしょう。そして女優とお笑い芸人カップルの離婚報道が相次ぐことも容易に想像できます。なにせ実態以上にお笑い芸人が「モテ界」で高く評価されているバブル状態なのですから。すでに今のお笑い芸人と女優の「格差婚」ブームの先陣を切った三原じゅん子とハッピハッピー(コアラ)が先日離婚しました。早くもお笑い芸人バブルははじけ始めているのです。

 だから今、お笑い芸人をやっている連中は、この波に乗り遅れては大損ですし、これから「モテる」と思ってお笑い芸人を目指すならもう遅過ぎます。ブームになってから参入しても手遅れなのです。20数年前、コピーライターがブームだった時にコピーライターになってしまった僕が言うのですから間違いありません。


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