幹事クリタのコーカイ日誌2006

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3月18日 ● 卒業式に歌う歌。

 昨日は娘の卒業式でした。卒業式というのは昔も今も大差ありません。と言うか、学校ということろは本当にアナクロな空間で、30年という時間が3年くらいにしか思えないほど変わっていません。卒業式も僕たちの頃とほぼ一緒なのですが、ただ歌う歌だけは変わりました。

 僕たちの頃もすでに「送辞」「答辞」なんてものはなく、みんなで答辞にあたる言葉(何というのかな?「呼びかけ」?)を分担して語っていましたが、娘たちの場合はさらにそれに歌が挟まるというカタチで進みます。歌われるのは「いろいろ楽しいこともあったし辛いこともあったけど、前を向いて進んでいこう」的な歌詞の合唱曲風の歌です。

 それを1曲ならいいのですが、間に校歌を挟んで何と3曲も歌いました。どれも初めて聞いた曲だったのですが、僕には区別がつかないくらい似たような歌詞とメロディで、3曲目にはつい「まだ歌うんかい」と呟いてしまったほどです。まあ近頃卒業したの若い人なら知っているのかも知れませんけどね。

 最近の卒業式では「蛍の光」も「仰げば尊し」もあまり歌わなくなったとは聞いていましたが、だからと言って一般には知られていないような歌を延々と3曲も歌うことはないと思います。聞いている方も飽きてしまって、参列していたお母さんたちも感動の涙を流しそこない、ちょっと白けてしまった様子。肝心の本人たちもほとんど泣いていません。

 やはり卒業式では「蛍の光」「仰げば尊し」でしょ。この2曲を歌えば、みんなぐっときて泣けるのに。今年はヒットドラマ『女王の教室』で「仰げば尊し」を涙ながらに歌う感動のシーンがあったので、復活傾向だということだそうですが、どうせ小学校がアナクロな世界なら、こういう歌も残していって欲しいものです、と言うようなことを、実は4年前の息子の卒業式の時にも書いていました。


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