幹事クリタのコーカイ日誌2006

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3月17日 ● 日本野球の世界ランキング。

 WBCの韓国戦に1-2で惜敗した日本。これで準決勝に進むにはアメリカがメキシコに2失点以上して負けるという微かな望みしかなくなってしまいました。恐らくアメリカはWBCを制するのはアメリカ以外にない、と決めていますから、メキシコに裏取引してでも勝つことでしょう。それに万一アメリカが負けて日本が準決勝に進んでも、なぜかまた相手は韓国です。今の勢いでは3タテ食らいそうですから、これで終わっておいた方が傷が浅いかも知れません。

 それにしても今回アメリカに誤審で負けたことよりも、韓国に2連敗してしまったことの方が日本のプロ野球ファンにとってはショックなのではないでしょうか?これまで韓国は一段下、日本はアメリカの次と思っていたのに、実はそんな大したものではなかったということが証明されてしまったのです。

 今回アメリカを勝たせるために、強豪国は別のブロックに分けれられて決勝まで当たらないようになっていました。すなわちアメリカがライバルと考えていたドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコ、キューバです。韓国に連敗した日本が、これら4ヶ国と対戦していたらどうだったのでしょう?例えばバレーボールの世界選手権のように総当りのリーグ戦だったら、日本は「世界7位」だった可能性も十分にあるのです。

 もちろん、韓国はアメリカにも勝っていますから、韓国が最強でそれに競り合った日本も「世界3位」(アメリカを2位として)くらいなのかも知れませんが、少なくとも日本の野球ファンが何となく信じていた「世界ランキング」よりもどうも下なのではないかという気がします。

 こういう気分でこれからすぐにプロ野球が開幕します。サッカーでは所詮世界レベルに届かない日本のJリーグなど見る価値なし、というサッカーファンがたくさんいます。同じ理屈がプロ野球ファンにも蔓延したら、それはますます懸念される「野球離れ」を促進させかねません。

 同じことはメジャーリーグにも通じます。今までアメリカナンバー1決定戦を「ワールドシリーズ」と臆面もなく呼んでいた彼らも、WBCでこれだけ苦戦すると「アメリカ野球は本当に世界一なのか?」と疑問に思うかも。うーん、能天気で単細胞なアメリカ人に限ってそんなことはないかな?


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